市和歌山 選抜出場の田辺に昨秋のリベンジ「県内を圧倒したい」延長戦制して春4強
2024年4月27日(土)15時45分 スポーツニッポン
◇高校野球春季和歌山大会準々決勝 市和歌山6—3田辺(2024年4月27日 紀三井寺)
市和歌山が今春選抜に出場した田辺を延長10回タイブレークの末に6—3で制し、4強に進んだ。
初回に2点を先制されるも、0—2の5回に相手の適時失策などで同点に追いついた。
タイブレークに突入した同点の延長10回には、1死満塁から「3番・遊撃」の村上遥飛(3年)が右中間へ走者一掃の適時二塁打を放つなど一挙4得点で逃げ切った。
村上は「僕は守備のミスがあった。チャンスの場面だったので、絶対に点を取ろうと思って打席に立った」と胸を張った。
田辺とは昨秋県大会準々決勝で2—9で8回コールド負けを喫して以来の再戦。半田真一監督は「同じ相手に2度も負けられないという思いは、練習のときからひしひしと伝わっていた。苦しい試合になったが、その思いを表現してくれた」とたたえた。
昨夏の甲子園に背番号12でベンチ入りした村上は「夏の甲子園に出たい。県内を圧倒して勝つことが目標です」と春の頂点を見据えた。