リバプール、痛恨のドローで優勝争いから後退 2試合ぶり先発の遠藤航も厳しい評価「歯車が狂ってしまった」

2024年4月28日(日)17時29分 ココカラネクスト

リバプールは下位相手に勝ち点を取りこぼした。遠藤にも厳しい目が向けられている(C)Getty Images

 優勝争いが佳境を迎えているプレミアリーグは、4月27日に第35節のゲームが各地で行われた。遠藤航が所属するリバプールは敵地でウェストハムと対戦、2-2のドローに終わり、黒星を喫した前節のエバートン戦に続き、勝ち点3獲得はならなかった。

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 両チームとも、積極的に相手ゴールに迫り、得点への強い意識を示していた前半、先制点を挙げたのはホームのウェストハムだった。43分、ショートコーナーからのクロスを、FWジャロッド・ボーウェンが頭で合わせネットを揺らした。

 後半に入るとリバプールも意地を見せる。試合を折り返した直後の48分には、相手ゴール前でパスを受けたDFアンドリュー・ロバートソンが、密集の中から僅かな隙をついて左足でシュートすると、これが決まり1-1の振り出しに。さらに65分にもコーナーキックのこぼれたボールを、FWコーディ・ガクポが右足でゴールを狙い、相手DFに当たったボールがゴールに吸い込まれた。オウンゴールという形でリバプールが逆転に成功する。

 だが77分、アウェーチームは痛恨の同点ゴールを決められてしまう。ウェストハムが右サイドからの攻め上がりをみせると、クロスボールから最後はFWミチェル・アントニオが頭で押し込み2-2に。スタジアムが歓喜に沸くこととなった。

 その後、リバプールはモハメド・サラー、ダルウィン・ヌニェスの両アタッカーを投入するも、ゴールを奪えず勝ち点を分け合う結果に。これでリバプールの勝ち点は75、順位も翌日に試合を行なう、首位アーセナル、2位マンチェスター・Cに次ぐ3位のままとなり、痛い引き分けとなった。

 2試合ぶりにスタメンに名を連ねた遠藤は、79分までプレーし交代でベンチに下がっている。この日もアンカーとしてプレーし、相手ボールには激しく身体を張り、攻守のつなぎ役もこなしていたものの、現地での評価は決して高くはないようだ。

 英サッカーサイト『90MIN』では、「ワタル・エンドウは今シーズン、リバプールで素晴らしい活躍を見せているが、このベテランMFはここで歯車が狂ってしまった」と印象を綴っており、また「守備をカバーできなかった」として、相手のエドソン・アルバレス、トマーシュ・ソーチェクの両MFへの対応が疎かになったなどの指摘もみられる。

 さらに、国内メディア『Give Me Sport』でも10点満点中での「5」と評価しており、「30分には、ウェストハムのエリア内でモハメド・クドゥズへの無用なファウルを犯した。ここ数試合、調子が上がらず、今日もその延長線上だった」などとプレーを振り返っている。

 ユルゲン・クロップ監督は試合毎にスタメンを替えながら臨んでいるものの、疲労の色も濃く、多くの選手が精彩を欠いているリバプール。この日の結果により、3つ巴の優勝争いにおいて、いよいよ崖っぷちに立たされることになった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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