飛ばし屋変身の桂川有人 V圏内に浮上 オフは4カ月みっちり筋トレ 1Wの平均飛距離がランク3位に

2024年4月28日(日)4時25分 スポーツニッポン

 ◇男子ゴルフ日欧共催ツアー ISPSハンダ欧州・日本トーナメント第3日(2024年4月27日 静岡県太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)

 19位から出た桂川有人(25=国際スポーツ振興協会)が65で回り、通算10アンダーで首位に3打差の8位とV圏内に浮上してきた。中島啓太(23=フリー)と木下稜介(32=ハートランド)が通算11アンダーで日本勢トップの3位につけている。ケーシー・ジャービス(20=南アフリカ)が通算13アンダーで首位に立っている。

 大会スポンサーと所属契約を結ぶホストプロの桂川が65と伸ばしてV圏内に割って入った。

 「今日はボギーフリーで回れたのが良かったですね。ピンチがあってもボギーを叩かず、パットも入って、満足のいくラウンドでした」。微妙な距離のパットがよく決まった。4、13番で5メートルのバーディーパットを沈め、17番では2メートルのパーパットをねじ込んだ。

 昨年は米下部ツアーに挑戦したが、シード権に手が届かずわずか1年で撤退を余儀なくされた。今オフは捲土重来(けんどちょうらい)を期して筋力トレーニングに励んできた。「12月から3月まで毎日ジムに行っていました」。その成果で飛距離が10ヤード伸び、1メートル67、70キロのサイズながら、1Wの平均飛距離は303ヤードでランク3位につける飛ばし屋に変身した。

 この大会で優勝すれば欧州ツアーの出場資格を得られ、目標の米ツアーへの道も開ける。「こういう機会をゲットしていくしかないと思うので頑張りたいです」。つかんだチャンスを簡単に逃すわけにはいかない。 (大渕 英輔)

《中島、欧州2勝目へ3位浮上》

 ○…3月に欧州ツアー初優勝した中島が14番から3連続バーディーを奪うなどして12位から3位まで上がってきた。「12、13番で少しピンチだったのですが、しっかりパーセーブできて流れに乗れました」。首位と2打差は逆転Vの射程圏。「優勝を目指してプレーしたいですし、明日は身内も来てくれるので、優勝争いしているところをぜひ見てほしいです」。欧州ツアーで3勝している松山英樹に次ぐ同ツアー複数回優勝に意欲満々だった。

スポーツニッポン

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