【RIZIN】浅倉カンナが覚悟の復帰戦で3-0判定勝ち!「ホッとして一旦休憩したい」と気持ちのリセットを強調

2023年4月29日(土)19時55分 ココカラネクスト

終始、試合を優勢に進めた浅倉が判定勝ちを収めた(C)RIZIN FF

 格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 5」が4月29日、東京・国立代々木第一体育館で開催され、第5試合に登場した浅倉カンナがV.V Meiに3−0の判定勝ちを収めた。

 昨年7月のスーパーアトム級GP初戦でパク・シウに敗れ、約9か月ぶりとなった復帰戦。浅倉は「正直、また試合をするって気持ちになるのに、すごい覚悟も勇気も必要だった」と気持ちを奮い立たせてケージに立った。

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 第1ラウンドからグラウンドで優位に立った浅倉は、トレーニングしてきたという打撃を織り交ぜながら落ち着いて試合を進めた。3ラウンド終盤には腕十字が極まりかける場面も。最後は判定を聞きながら、自分にポイントが入る度に大きくうなずき、勝利が宣告された際にはホッとしたような表情を見せた。

 浅倉は試合後、「応援ありがとうございました。強い相手でしたが、Meiさんが相手だからこそ自分も強くなれました。たくさんの方の前で試合をするのが、勇気も自信も必要だったんですが、勝つために力を貸してくれる人がいて、サポートしてくれる人、応援してくれる人がいて勝つことができました」とコメント。さらに、「今日、おばあちゃんが誕生日で初めて会場に来てくれた」と祖母の来場を伝え、「勝ったよ、誕生日おめでとう」とメッセージを送った。

 2017年にスーパーアトム級GPの頂点に立った浅倉だが、2021年は浜崎朱加、大島沙緒里に連敗し、先述のとおり2022年7月にはパク・シウに敗れた。近年は強敵相手になかなか思うような結果を残せずに苦悩の日々が続いた。格闘技を辞めようと思ったこともある。しかし、この勝利で彼女の中に何かが生まれたのではないか。まだまだトップ戦線に返り咲いたとはいえないが、そこに至るまでの第一歩は確実に踏み出した。

 今年の目標は「大晦日にリングに立つこと」。相当の覚悟を持って挑んでいただけに、試合後の会見では「ホッとして一旦休憩したいなという素直な気持ち」と安堵の表情を浮かべていたが、気持ちのリセットが終わった先には、さらなる勝利を求める浅倉の姿があるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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