好調リヴァプールに不安? クロップ監督との対立で“右腕”が退団へ

2018年4月30日(月)17時55分 サッカーキング

クロップ監督の右腕として知られるブバチ氏の退団が決定的になったようだ [写真]=Getty Images

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 リヴァプールのアシスタントコーチを務めるゼリコ・ブバチ氏の退団が決定的となったようだ。30日付でイギリス紙『デイリーレコード』、『メトロ』などが報じている。

 ブバチ氏は2001年に現役時代からの友人であるクロップ監督の誘いを受け、マインツのアシスタントコーチに就任。その後、ドルトムント、リヴァプールと約17年もの間、苦楽を共にしてきた。

 主に戦術面などを担当するブバチ氏は、今やクロップ監督の代名詞ともなっている『ゲーゲンプレッシング』の完成にも一役も二役も買ったと言われており、まさに同監督の“右腕”としてその才能を発揮してきた。

 しかし、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグのローマ戦以降、クロップ監督とブバチ氏の関係悪化が囁かれていたようだ。『デイリーレコード』によると、試合中の衝突を理由に、クロップ監督がブバチ氏が戦術会議へ出席することを許さなかったという。リヴァプール関係者によると「クロップとブバチの関係は大きな落ち込みを見せていた」ようだ。

 さらに「彼はトレーニングにも戦術会議にも参加していない。チームのメンバーを選ぶことにも関与していない。かつてはクロップを最も理解していた人物だったが、関係は崩壊した。選手たちにも『ブバチはクラブを去った』と伝えられた」とブバチ氏の退団が決定的なものになったと明かした。

 エジプト代表FWモハメド・サラーなどの大ブレイクもあり、CL決勝進出が濃厚となるなど、好調を維持するチームの裏で起きた今回の“内紛”。シーズンを最高の形で締めくくるためにも、再度一枚岩となって戦う必要がありそうだ。

サッカーキング

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