ユヴェントス、ミリクの得点で連敗ストップも…ボローニャとドローで4戦未勝利

2023年5月1日(月)5時48分 サッカーキング

同点弾を挙げたミリク [写真]=Getty Images

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 セリエA第32節が30日に行われ、ユヴェントスとボローニャが対戦した。

 ユヴェントスは今季途中の勝ち点「15」はく奪処分が無効となったことで、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いに参戦している。報道では“暫定的な措置”との見方もあるが、まずは可能な限り勝ち点を積み上げたいシーズンの終盤戦だ。現在はセリエAで3連敗を喫しており、4試合ぶりの白星を狙う今節は、敵地で8位ボローニャと対戦。ユヴェントスはアドリアン・ラビオ、フェデリコ・キエーザ、アルカディウシュ・ミリクらが先発に名を連ねた。

 試合は立ち上がりの6分に動く。ボローニャは自陣でクリアボールを跳ね返したところから、右サイドで競り合いを制したリッカルド・オルソリーニがドリブルを仕掛ける。またぎフェイントからペナルティエリア右に侵入すると、ダニーロが思わずファウル。オンフィールドレビュー(OFR)を経てボローニャにPKが与えられた。このPKをオルソリーニ自らが右下に沈め、ホームチームが先手を取っている。

 1点ビハインドとなったユヴェントスは25分、左サイド高い位置でフアン・クアドラードからのサイドチェンジのボールを受けたキエーザが内側にパスを付けると、フィリップ・コスティッチが左に流れてクロスボールを送る。ペナルティエリア内でフリーになったミリクが強烈なボレーシュートを放ったものの、この一撃はGKの正面となってしまった。

 続く29分には自陣高い位置でボールを奪ったキエーザがドリブルでボールを持ち運ぶ。ボローニャは必死の戻りを見せてボールを奪い返したものの、ルーズボールを拾ったミリクがペナルティエリア付近で倒される。当初判定はボックス外でのファウルとなっていたものの、OFRを経て判定が変更。ユヴェントスにPKが与えられた。キッカーを務めるのはミリク。特徴的な助走から放たれたシュートは、GKウカシュ・スコルプスキにコースを読まれ、同点に追いつくことはできない。前半はこのままボローニャの1点リードで終了した。

 後半に入ると58分、ユヴェントスはサミュエル・イリング・ジュニオールとマティアス・スーレを投入。するとそのイリング・ジュニオールが直後のプレーで違いを見せる。左サイドでボールを引き出すと、切り返しフェイントで相手をかわしてペナルティエリア左に侵入。中央への折り返しは相手に先に触られたものの、ゴール前で混戦が生まれると、最後はミリクが左足を振り抜く。強烈な一撃がゴールネットを揺らし、ユヴェントスが試合を振り出しに戻した。

 その後は一気に逆転を狙うユヴェントスの時間が続いたものの、追加点を挙げるまでには至らず。対するボローニャも時間の経過とともにリズムを取り戻し、終盤にかけて多くのシュートシーンを作ったが、勝ち越すことはできなかった。

 試合はこのままタイムアップ。ユヴェントスは連敗を「3」でストップしたものの、4試合ぶりの白星とはならず。一方のボローニャも悪くない試合運びを見せながらも、ホームで3試合ぶりの勝利を飾れなかった。

 次節、ユヴェントスは3日にレッチェをホームに迎える。一方、ボローニャは4日に敵地でエンポリと対戦予定だ。

【スコア】
ボローニャ 1−1 ユヴェントス

【得点者】
1−0 10分 リッカルド・オルソリーニ(PK/ボローニャ)
1−1 61分 アルカディウシュ・ミリク(ユヴェントス)

サッカーキング

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