「不確実であり情報不足」UEFA、FIFA会長提案のミニW杯開催に強く反対

2018年5月4日(金)10時49分 サッカーキング

UEFAのラール・クリスター・オルソン会長 [写真]=Getty Images

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 欧州サッカー連盟(UEFA)の取締役会は、国際サッカー連盟(FIFA)が提案したミニ・ワールドカップ開催に強く反対したようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が3日に伝えている。

 2日、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長が、8カ国の代表チームによるミニ・ワールドカップを2年に1回開催することを提案した。これは、UEFAの主催で2018年から偶数年の9月から翌年6月にかけて開催される、代表チームによる国際大会『UEFAネーションズリーグ』に似た形になると見られている。

 インファンティーノ会長は4年に1回開催される現行のFIFAワールドカップに加えて、2021年から2年に1回ミニ・ワールドカップを開催することを提案しているようだ。なお、実施が決定した場合は、現在ワールドカップの前年に開催されているコンフェデレーションズカップは廃止となる模様。

 UEFAはチャンピオンズリーグやネーションズリーグといった国際大会でスケジュールがすでに非常に圧迫されているため、これ以上の国際大会に何らかの変更や譲歩をする準備ができていないと主張した。

 UEFA取締役会のラール・クリスター・オルソン会長は次のように声明を発表した。

「FIFAのこのプロセスは“古いFIFA”の動きを思い出させる。我々が経験したことは、連盟の透明性の明確な欠如と、こういったFIFAの提案や意思決定(他連盟への半強制的提案)である」

「たくさんの不確実性と情報不足が伴った提案をすることは、 『虫の缶(厄介な問題を引き起こす)』のように、私には聞こえる」

サッカーキング

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