【途中経過】トヨタ8号車がトラブルにより序盤リタイア。レースは悪天候により2度目の赤旗中断に/WEC第2戦

2022年5月7日(土)22時16分 AUTOSPORT web

 ベルギーのスパ・フランコルシャンで行われているWEC世界耐久選手権第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースは、スタートから2時間が経過した時点で2度目の赤旗が提示され、レースが中断している。


 中断時点の暫定トップには、LMP2クラスのWRT31号車オレカ07・ギブソン(ショーン・ゲラエル/ロビン・フラインス/レネ・ラスト)がつけている。


 レースはスタートからグリッケンハウス・レーシングの708号車グリッケンハウス007 LMHがリードしていたが、開始35分のところでトヨタGAZOO Racingの2台のGR010ハイブリッドが相次いでこれをオーバーテイク。トヨタ8号車をドライブするセバスチャン・ブエミがトップに立っていた。


 ハイパーカークラスが最初のピットインを終えた直後、2番手トヨタ7号車マイク・コンウェイの目前でLMP2車両がスピン、クラッシュ。これにより、最初の赤旗が導入された。


 赤旗中に雨粒が落ちてくるなか、レースはセーフティカー先導のもとでリスタート。しかしここで車列の先頭のトヨタ8号車ブエミがSCに続いてスタートを切ることができず。遅れてなんとかマシンをスタートさせたブエミだったが、ケメルストレートで一旦マシンを止めて、システムをリセットしたことで、首位から陥落してしまう。


 さらにその先のターン12入口でもマシンを止めたブエミは、チームからの指示でマシンを降りた。ブエミが車両から降りる際も、不測の感電を防ぐためジャンプして降りることが指示されたほか、現場にはトヨタのメカニックが派遣され、システムを完全にシャットダウンしてから車両を撤去したことなどから、ハイブリッド・システム系のトラブルとみられる。


 このあともSC先導のままレースは続き、各車はスリックからレインへとタイヤ交換をしていくが、さらに天候が悪化していったため、2時間が経過する直前に2度目の赤旗が提示されている。


 レースディレクターからは、現地時刻の15時25分(スタート後2時間25分経過時点)でのリスタートが宣言されている。



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