ド軍連勝ストップも“MVPトリオ”が諦めない姿勢見せた! 「彼らは絶対に仕事をやり遂げる」大谷翔平は強烈な二塁打で同点機演出

2024年5月11日(土)18時29分 ココカラネクスト

大谷が今季15本目の強烈な二塁打を放って同点機を演出した(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地時間5月10日(日本時間11日)、敵地ペトコ・パークでのパドレス戦に「2番・DH」で出場し、4打数2安打という成績だった。チームは9回にサヨナラ負けを喫して、連勝が「7」でストップした。

 試合時間は2時間12分と短く、序盤からドジャースのタイラー・グラスノー、パドレスのマイケル・キングによるテンポの良い投手戦が展開した。

【動画】今季15本目!大谷翔平が松井裕樹から二塁打を放つシーン

 米メディア『MLB.com』のサラ・ラングス記者は自身のXで、「ドジャースが2時間25分以下の試合を6試合連続で戦うのは、1977年7月25日から29日以来初めてだ」とし、47年ぶりの記録だという。さらに「これより長い連続試合記録は1976年で、9月25日から10月2日まで7試合連続、8月23日から9月9日までの16試合連続となっている」と、投稿した。

 そんな歴史的な記録が生まれた試合だったが、連勝はストップ。しかし、打線は終盤に粘りを見せた。8回、1点を追う場面で先頭の1番・ムーキー・ベッツが投手への安打で出塁。続く2番の大谷が松井裕樹のカウント1-1からの3球目、140キロのスライダーを捉えて左中間を破る強烈な二塁打を放った。

 これで無死二・三塁というチャンスが生まれると、3番のフレディ・フリーマンが左翼へ犠飛を放ち、1-1の同点に追いついた。

 このシーンを、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』はXで、「ムーキー・ベッツ、ショウヘイ・オオタニ、フレディ・フリーマンが同じチームにいるということは、一つのことを意味する。彼らは絶対に仕事をやり遂げるだろう。どんなリードでも彼らにとっては逆転不可能なほど大きなものにはならないだろう」と、“MVPトリオ”の諦めない粘りを称えていた。

 同点の後、一死二塁で4番のウィル・スミスが申告敬遠で一・二塁。続く5番のマックス・マンシーが併殺打に終わって逆転はならなかったが、こうした姿勢がここまでの大型連勝につながったといえる。

 そして、大谷は39試合で打率.359、安打数56本、長打率.679、OPS1.106で、両リーグトップとなる成績でチームを引っ張っている。

 さらに二塁打の数は「15本」でこちらも両リーグトップ。米メディア『MLB.com』はX上で「ショウヘイ・オオタニ、リーグトップの今季15本目の二塁打」と、映像を添えて投稿している。

 多くの打撃部門でトップレベルに立つ大谷。2年連続3度目のMVPへの期待は日に日に増すばかりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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