巨人・菅野智之 球団最速1500奪三振は村上から「思い出に残る三振になりました」

2024年5月11日(土)21時51分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人4—3ヤクルト(2024年5月11日 神宮)

 巨人の菅野智之投手(34)が11日のヤクルト戦(神宮)で今季6度目の先発登板。7回途中5安打無四球2失点の好投でセ・リーグ最多タイとなる無傷の今季4勝目を挙げ、チームを2022年5月20日以来722日ぶりの単独首位浮上へと導いた。

 菅野はこれが通算125勝目で、鈴木孝政(中日)、黒田博樹(広島)を抜き、渡辺久信(西武)と並ぶNPB歴代82位タイ。ヤクルト戦は通算24勝目で、カード別単独トップとなった。

 また、6回には令和の3冠王・村上をスライダーで空振り三振に仕留めて史上60人目の通算1500奪三振を達成。巨人投手の1500奪三振は中尾碩志、堀内恒夫槙原寛己、斎藤雅樹、桑田真澄に続いて球団6人目だが、1739回2/3での1500奪三振は、槙原寛己の1750回1/3を抜いて球団最速となっている。

 試合後、敵地でのヒーローインタビューに臨んだ菅野は「粘り強く投げれたと思うんですけど、できればあの回は投げ切りたかったです」と4—2で迎えた7回、先頭・サンタナに中前打されて降板した場面をまずは悔やんだ。

 それでもインタビュアーから「きょうはとてもメモリアルな日でございます。開幕から4連勝以上を5度。これは工藤公康さん以来プロ野球最多タイ記録になります」と水を向けられると「これに関しては僕一人の力じゃ達成できないので、チームメート、僕に携わってくれた皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです」と頬を緩めた。

 今季に懸ける思いを改めて聞かれると「昨年がふがいないシーズンだったので、今年はやってやるぞ!っていうことでスタートしたので。ここまで順調にきていると思います」としみじみと語った菅野。

 球団最速の1500奪三振については「なかなか三振が取れなかったんですけど、きょうも2ストライク追い込んで、ちょっと早く達成しなきゃいけないなぁっていう思いで投げてたので。でも最後、村上選手から三振取れたので、思い出に残る三振になりました」と感慨深げに振り返った。

 そして、チームの単独首位浮上については「まだ始まったばかりですけど、長く首位の座を守れるように自分も先頭を切って頑張っていきます!」とし、「きょうもたくさんのご声援ありがとうございました。これからも勝ち続けて優勝目指して頑張っていきます」と力強い口調でファンにメッセージを送っていた。

スポーツニッポン

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