大野豊氏「広島の4番は小園が適任」 好調時はストライクゾーンに投げにくくなるタイプの打者

2024年5月11日(土)5時45分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 広島6ー2中日(2024年5月10日 マツダ)

 【大野豊 視点】今季、なかなか4番が定まらなかったが、今の流れの中では、得点圏打率が高く、最も勝負強い小園が適任と言えるだろう。本塁打や長打という働きよりも、好機に強い特性を最重視した「4番目の打者」が、この日も結果を出した。今は状態がいいので、持ち味である超積極的な姿勢がプラスに働いている。投手からしても、好調時はストライクゾーンに投げにくくなるタイプの打者だ。

 アドゥワも2回以降は、彼らしさが出てきた。4回に2ランを浴びたカリステへの初球の入りは甘すぎたが、打たれながらも試合をつくった。特に6回、相手4、5、6番を3者凡退に抑えたのが大きかった。

 中村健、矢野、石原…これだけ若手を先発起用した試合で勝てたのは、チームにとって非常に大きい。ある意味、今季のベストゲームと言えるのではないか。堂林や野間、坂倉らがベンチに控えていても勝った。これから先の起用法が、楽しみになる試合だった。(スポニチ本紙評論家)

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