阪神・ノイジー 息子の前で決勝打 スタメン落ちに発奮!? 途中出場2の2でヒーローに

2024年5月11日(土)5時15分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 阪神4ー3DeNA(2024年5月10日 横浜)

 どの展開になってもヒーローになる運勢だったのだろう。阪神・ノイジーが決めた。3—3の9回1死一、三塁でカウント1—2から森原の直球を左翼線へ決勝打。2連敗で止めた。

 「自分の仕事をしようと集中していた。打った後クールだった?いや心の中は最高だったよ。チームメートから声をかけられたしファンの皆さまの声援も心に残っています。本当にうれしい」

 昇格した井上に先発左翼を譲る形でベンチスタート。悔しい気持ちを吹き飛ばした。6回2死の守備から途中出場し7回1死からの初打席で右中間に落とす二塁打。4月5日のヤクルト戦で今季1号2ランを放った後の19安打は全て単打で、35日ぶりの長打だった。

 「今日は途中出場だったので、状況を考えたりして打席に入れた」。9回は直前の代打・糸原が粘って四球。「低めを見逃してくれていたから、ストライクがほしいと思って積極的にいったよ」。1ボールから146キロ直球もスイングしてタイミングをつかみ、ボールを挟んだ4球目の殊勲打は必然だった。

 親族が来日して迎えた7、8日の広島戦は2試合で1安打だけ。打順3番での計3併殺は2連敗の一要因になった。ようやく長男・スローン君の目の前で殊勲打、そしてヒーローインタビュー。「小さなヒーローにいいところが見せられてよかったよ」とパパの顔になって笑った。

 結果的に投手とのダブルスイッチで9番に入れたことが的中した岡田監督は勝負のあやを思った。「ノイジーはたまたまやけどなあ。巡り合わせやん。一回、井上を試したかったんや」。きょう11日についても「もう一日休んでもらうで。変なピッチャー(予告先発は右下手投げの中川颯)やから」と再びベンチ待機を予告した。代わりは前川か、井上か。また尻に火が付きそうだ。(畑野 理之)

スポーツニッポン

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