パドレス・キング ドジャース打線から11三振以上は昨年6月の大谷翔平以来 MLB史上初の投手戦展開

2024年5月11日(土)14時47分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ パドレス2—1ドジャース(2024年5月10日 サンディエゴ)

 パドレスのマイケル・キング投手(28)が10日(日本時間11日)、本拠でのドジャース戦に先発。2番手・松井裕樹投手(28)が追いつかれて勝ち投手の権利こそ消滅したが、7回2安打、11奪三振の力投を見せ、ドジャースから11三振以上を奪ったのは昨年6月の大谷翔平(当時エンゼルス)以来となった。

 キングは初回1死の大谷翔平からフリーマン、スミス、マンシーと回をまたいで4者連続三振と上々の立ち上がり。3回に大谷に初安打こそ許したが、ツーシーム、チェンジアップなどを武器に7回まで2安打、11奪三振と好投した。強力ドジャース打線から11三振以上を奪うのは、昨年6月21日のエンゼルス—ドジャース戦で大谷が12三振を奪って以来のドジャース相手の奪三振ショーとなった。試合は救援した松井が同点とされるも、9回に新加入の2年連続首位打者・アラエスがサヨナラ打を放ってドジャースの連勝を7で止めた。

 ドジャースのタイラー・グラスノーは7回1安打、10奪三振の力投。大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、6回以上を投げて2安打以下、10奪三振以上は過去2例あるが、7回以上を投げて10奪三振以上は1901年以降では史上初の快挙。また、キングは3回までに8三振を奪っており、これは2003年のジェイク・ピービ、2015年のタイソン・ロス、2021年のブレイク・スネルに並んで球団最多タイ記録となった。

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は大谷から12三振を奪われた昨年6月の試合後「われわれを寄せ付けなかった。圧倒された。監督の立場を第一に考えないといけないのは分かっているが、ファンとして称賛せずにはいられない」と絶賛していた。同日の試合前にも報道陣から「大谷を獲得したいか」と問われ「翔平を愛さない監督はいない。ただ、今はエンゼルスの選手。タンパリング(事前交渉)はできない」と最大限、配慮しながらも大谷への興味を隠さなかった。

スポーツニッポン

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