セルティック 伝統のダービー“天王山”制しリーグ3連覇王手!前田、古橋、旗手が先発出場で勝利貢献

2024年5月11日(土)22時36分 スポーツニッポン

 ◇スコットランド1部 セルティック2—1レンジャーズ(2024年5月11日)

 スコットランド1部首位のセルティックが11日、本拠で2位レンジャーズとの伝統の「オールドファーム・ダービー」に2—1で勝利。今季の優勝争いを左右する天王山を制し、リーグ3連覇へ王手をかけた。FW前田大然(26)、FW古橋亨梧(29)、MF旗手怜央(26)の日本人選手3人が先発出場し、MF岩田智輝(27)は後半途中出場で勝利に貢献した。

 リーグ戦も残すは3試合となり、セルティックは2位レンジャーズと勝ち点3差をつけ首位快走。今節はついに優勝を争う両チームが激突へ。レンジャーズより得失点差も+5上回っているため、もし3点差以上で敗れれば首位陥落。勝利すれば3連覇が目前に迫るという注目の大一番を迎えた。

 試合は前節ケガから復帰したFW前田が公式戦5試合ぶりにスタメン出場。FW古橋、MF旗手らは引き続き起用され、日本人3選手が先発出場。MF岩田はベンチスタートとなった。

 「オールドファーム・ダービー」では現在サポーター同士の衝突を避けるため相手サポーターは敵地へ入場出来ず。“完全ホーム”の後押しもあり立ち上がりから猛攻を仕掛けると、前半35分に待望の先制ゴール。MFオライリーがペナルティーエリア手前やや右から左足を一閃。血をはうような低い弾道のシュートがゴール右下ギリギリのコースへと突き刺さり、幸先よくリードを奪った。

 勢いに乗ったチームは2分後、FW前田が左サイドから縦へ仕掛け深い位置から左足でグラウンダーの鋭いクロス。これが相手選手(MFランドストラム)に当たってゴールインとなり、ラッキーなオウンゴールによって追加点が生まれた。なお、FW前田は味方サポーターの目の前まで駆け寄り激しく喜びすぎたため、イエローカードを受けてしまう場面もあった。

 再開直後に失点してしまうも前半アディッショナルタイムに相手選手が退場に。DFジョンストンがMFランドストラムに足裏タックルを受け、最初は相手選手にイエローカードが提示されたが、VARによって判定がレッドカードへと変更。MFランドストラムが一発退場となり2—1で前半を終えた。

 数的有利となって迎えた後半10分、PKのチャンスを得るもMFオライリーのシュートがGKバトランドに止められゴールならず。それでも1点差を逃げ切って勝利。宿命のライバルとの天王山を制し、2位との勝ち点差は6に。次節15日の敵地キルマーノック戦で引き分け以上なら優勝が決まることになった。

 FW古橋は前半31分に惜しいシュート放ったが、得点に絡めないまま後半26分に交代。MF旗手はイエローカードを受けたこともあり、同35分にMF岩田に代わってベンチへと退いた。岩田はリーグ戦3試合連続の途中出場となった。そして、FW前田はフル出場。追加点を“演出”し終盤にはオフサイドだったがゴールネットを揺らす場面も。守備では抜群のスピードで相手からボールを奪うなど本拠サポーターを何度も沸かせていた。

スポーツニッポン

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