スーパーGT:オートポリスでタイヤメーカーテスト開催。初日はMOTUL GT-Rが首位発進

2019年5月12日(日)0時7分 AUTOSPORT web

 5月11〜12日、大分県日田市のオートポリスで、スーパーGTのタイヤメーカーテストがスタートした。GT500車両が4台、GT300車両が9台と合計13台を集めて開催され、初日の5月11日は爽やかな五月晴れのなか、MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ/平手晃平)がトップタイムをマーク。GT300クラスはシンティアム・アップル・ロータス(加藤寛規)がトップタイムをマークした。


 例年この時季に開催されるオートポリスでのタイヤメーカーテストは、今回はブリヂストンの参加がなく、ミシュラン、ヨコハマ、ダンロップの3社のみとあって、GT500車両の参加台数は4台のみとなった。セッションは午前が10〜12時、午後が14〜16時の2本で、アクシデントもなくセッションの中断も一度もなく淡々と進められた。天候は午前が晴れ時々くもり、午後は雲が広がった。気温は25℃程度で始まり最高は28℃前後まで上がった。なおこの日は一般公開されており、多くのファンが訪れている。


 朝のセッションでは、まだ路面にラバーグリップがついておらずなかなかタイムが上がらない状態。このセッションのトップタイムはMOTUL AUTECH GT-Rのクインタレッリで、以下リアライズコーポレーション ADVAN GT-R、WedsSport ADVAN LC500、Modulo Epson NSX-GTと続いた。


 GT300クラスのトップはシンティアム・アップル・ロータスで、GAINER TANAX GT-R、UPGARAGE NSX GT3と続いた。このセッションをドライブしたSUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人は「砂も多くて滑る印象で、ぜんぜんグリップしませんでした。昨年の予選タイムよりも2〜3秒遅いですから。午後はタイムも多少上がると思います」と話した。


 ランチタイムのインターバルでは、一般のファンを対象にした体験走行を実施。数十台がペースカーの先導でレーシングコースの走行を楽しんだ。この体験走行は12日も開催予定だ。


 午後のセッションは、トラブルを抱えたのかUPGARAGE NSX GT3がピットガレージに入ったままで、他の12台がタイヤをトライしながら走行を続けた。このセッションでもMOTUL AUTECH GT-Rの松田がトップタイム。「タイムはちょっと比較できないのでなんとも言えないのですが、GT-Rはどこへ行っても速いのでトップタイムを獲れたことはポジティブに捉えています。午後も路面はサラサラしている感じで、全然グリップが上がって来ない感じでした。気温、路温ともそれなりに上がってくれたので、明日もトラブルなく走り込みたいです」と順調そうなテストに笑顔を見せた。


 GT300クラスではシンティアム・アップル・ロータス、SUBARU BRZ R&D SPORTがワン・ツーと、JAF-GT車両が好調さをみせている。


 この公開タイヤテストは5月12日も10〜12時、14〜16時で行われる予定。入場料はひとり500円(駐車料金含む)だ。

リアライズコーポレーション ADVAN GT-R
WedsSport ADVAN LC500
Modulo Epson NSX-GT
シンティアム・アップル・ロータス
SUBARU BRZ R&D SPORT
GAINER TANAX triple a GT-R
Hitotsuyama Audi R8 LMS


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