山川スキャンダル余波 西武球団にも厳しい目が向けられる「理由」

2023年5月12日(金)12時26分 ココカラネクスト

 西武の主砲・山川穂高内野手が知人女性に対して東京都内のホテルで性的暴行を加えたとして被害届が出されていると、11日「文春オンライン」が報じた。

 文春オンラインによると、山川は昨年、知人の20代女性の下半身などにケガを負わせ、「強制わいせつ致傷容疑」ですでに警視庁から事情聴取を受けており、球団側は推移を見守っているとされる。

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 一方、主砲の不振でチームに与える影響も深刻となっている。11日のロッテ戦に「5番・一塁」で先発出場した山川は4打数1安打1三振、開幕から17試合で本塁打なし、現在の打率は・254と主軸を担うには寂しい数字が並ぶ。ロッテには本拠地で3タテを食らい、チームは4カード連続負け越しで借金は今季最多の3まで膨らんだ。

 西武でチーム内のスキャンダルが影響を及ぼした例は昨年もあった。昨年9月には在籍していた選手の妻がチームメイトの妻にSNS上で中傷していたことが発覚。当時はシーズン終盤の激しいペナント争いを繰り広げるも、最終的に7連敗を喫するなど優勝争いから脱落した苦い思い出がある。

 繰り返される負の連鎖。また今回は女性が山川に対し処罰を求めているともされ、今後の推移が注目される。

 幼い女児の父親としての顔も持ち、自身のSNSでも家族思いの面をアピールするなどしてきた山川の「裏の顔」に対し、元々ファミリー層が多いとされる西武ファンの間からは失望の声が多く出ており、ネット上では「一定期間、試合に出すべきではないのでは?」「抹消してほしい」など、球団の対応にも注目が集まっている。

 松井新政権にとってはとんだとばっちりだが、重苦しいムードがしばらくは続きそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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