圧巻の“マキロイ劇場”で今季2勝目 解説の青木功も絶賛「迷いなくプレーしていた」

2024年5月13日(月)17時0分 ALBA Net

PGAツアー中継の解説担当した青木功(右)と佐渡充高(撮影:ALBA)

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<ウェルズ・ファーゴ選手権 最終日◇12日◇クェイルホローC(ノースカロライナ州)◇7558ヤード・パー71>

米国男子ツアーのシグネチャー大会は、トータル17アンダーでローリー・マキロイ(北アイルランド)が圧巻のプレーを見せて、ツアー26勝目を挙げた。中継したBSJapanext(BS263ch)のゲスト解説・青木功と解説・佐渡充高が大会を振り返る。




最終日はトータル12アンダーでザンダー・シャウフェレ(米国)がトップ。1打差でマキロイが追う形でスタートした。7番パー5でシャウフェレがイーグルを奪取。マキロイは2打差を追う展開になった。

しかし、そこからマキロイが猛チャージを見せる。8、9番で連続バーディを奪いシャウフェレをとらえると、10番パー5では2オンに成功。10メートルのイーグルパットをねじ込み形勢逆転。単独首位に浮上した。

さらに2つスコアを伸ばし、シャウフェレは逆に連続ボギー。大差がついて迎えた15番パー5。バンカーからチップイン・イーグルを奪うと、ギャラリーからは「ローリー!、ローリー!」の大歓声。最終18番では2打目をペネルティエリアに入れてダブルボギーを喫したが、圧巻の“マキロイ劇場”で2週前のペアマッチ「チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ」に続く今季2勝目、大会4勝目を飾った。

勝負の分かれ目はマキロイが1つ目のイーグルを奪取した10番にあると話す青木は、「2週前に勝てたことで、迷いなくプレーができていたように見えた。それが10番のイーグルにつながったんじゃないかな」。一方、バックナインでスコアを伸ばすことができず敗れたシャウフェレに関しては、「2年ぶりの優勝がかかっていたシャウフェレにとって、2週前に勝って迷いなくプレーするマキロイの存在が怖く感じてしまったのかな。後半、プレーが硬くなっていたように見えた」と分析した。

佐渡はマキロイの勝因に“精神面”を挙げる。「マキロイは昨年まで務めていたPGAツアーの選手理事の仕事がだいぶ負担になっていた。そこから解放されて、吹っ切れたように見えます。今度は、LIVゴルフとの統合問題が残っているが、それを乗り越えて欲しい」と話した。

イーグル奪取から流れを引き寄せられなかったシャウフェレ。逆にイーグルで流れを引き寄せ、さらにもう一つのイーグルで後続の追い上げを断ち切ったマキロイ。“流れ”をものにすることができたのは、勝ちグセがついたこの数週間の流れを切らさずに、勝利に突き進んだためといえそうだ。

思い出の地、クェイルホローで4勝目を挙げたマキロイ。翌週は今季メジャー第2戦「全米プロゴルフ選手権」が控える。開催コースは2014年にマキロイが優勝した米ケンタッキー州・バルハラGCが舞台。10年ぶりのメジャー大会制覇に期待がかかる。

BSJapanextでは今夜9時から「PGAハイライト」を放送(公式アプリでも同時配信)。決勝ラウンド2日間にわたって放送した中継映像、今大会のハイライト映像を1時間に凝縮して振り返る。


<ゴルフ情報ALBA Net>

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