10年ぶりの開催、バルハラGCとは ローリー・マキロイが連勝&“連覇”に挑む

2024年5月13日(月)19時0分 ALBA Net

名物のアイランドグリーン(撮影:GettyImages)

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<全米プロゴルフ選手権 事前情報◇13日◇バルハラGC(ケンタッキー州)◇7609ヤード・パー71>

今週はいよいよ海外メジャー大会の今季第2戦が、米ケンタッキー州で開催される。会場はバルハラGC。今大会の開催は2014年以来10年ぶり4回目。その14年大会では、ローリー・マキロイ(北アイルランド)が1打差でフィル・ミケルソン(米国)を抑えて大会2勝目を飾った。前週の「ウェルズ・ファーゴ選手権」を制したマキロイにとっては連勝とコース連覇がかかる一戦となる。


1986年オープンのバルハラGCはジャック・ニクラス(米国)の設計で、全米トップ100コースにも選出される名門。ケンタッキー州では文句なしのナンバー1コースは、いくつか特徴がある。前回の14年は7458ヤード。10年で151ヤード伸びた計算になる。加えて、今年はさらに変更が加わっている。

2年前、コースは芝の全面張り替えを実施。フェアウェイはベント芝からゾイシア芝に変わり、結果的に硬度が増した。つまり、ランが“想像以上”に出てしまうことが今回のポイントだという。天候に左右されるとはいえ、「まずはフェアウェイをキープすることが大事。転がり過ぎることもあるので、その計算がカギを握る」と大会側も話す。

加えて「春の訪れが早かった」という今年の天候により、ラフは太く元気な仕上がり。いくら固い地面で転がっても、ラフに入ってはスコアメイクは苦しい。「砲台気味のグリーンが多いため、正確なアイアンショットは必要とされるコースなので、どこからグリーンを狙うか」と、コースのクラブプロが当たり前の攻略法を明かす。

1996年にはマーク・ブルックス、00年にはタイガー・ウッズ(ともに米国)が同地で大会制覇。ハイライトはバックナインに訪れいている。コース改修があったいま、注目はあがりの6ホール。まず13番パー4は351ヤードと距離は短いが、グリーンはアイランドグリーン。つまり、正確な2打目が必要とされる。浮島グリーンといえばパー3に多い。つまりライがいい状態で狙えるのが一般的だが、ここではやはり2打目のポジションが重要となる。

さらに14番パー3は254ヤードと難関。そのあとは、500ヤード級のパー4が続き、最終ホールにもドラマが待ち受ける。パー5で570ヤードと今では決して長いわけではない。もちろんティショット次第では2オンも可能だが、だた届けばいいだけではないのがこのホール。グリーンの形状が馬蹄形でいわゆるU字型。乗せる面を間違えれば3パットの可能性が高まる。

10年ぶりにメジャー開催のバルハラGCは、開催時期が8月から5月に変わってからは初のホストコース。いったい今年はどんなプレーが見られるのか。


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