【武雄競輪 G3大楠賞争奪戦 3日目】10R 山田英がこん身の差し

2024年5月13日(月)4時30分 スポーツニッポン

 武雄競輪のG3「大楠賞争奪戦」2日目は雨走路の中、6〜12Rで準決進出を懸けた二次予選が行われた。深谷(1着)、清水(2着)のSS班2強は順当に同予選をクリア。地元G3制覇に挑む英明、庸平の山田兄弟や、中部を代表する浅井は白星を手にした。

 3日目は後半3番の準決がメイン。10Rは山田英が気合差し。11Rは再度、長距離砲を放つ深谷を信頼。12Rは軽快な山田庸の3連勝に期待。

【10R】山田英がこん身の差し

 6年ぶりの地元記念Vを目指す山田英が決勝進出一番乗りだ。攻めの姿勢を崩さない伊藤颯を目標に得て、直線で鋭く抜け出す。伊藤颯の粘り込みも怖いが、岡崎に乗って俊敏に迫る稲川を力で対抗に推す。ダービーで2勝を挙げた大槻の差し脚も軽視はできない。

 (1)山田英明 強い清水君を差せたのは自分でもびっくり。弟や後輩たちの頑張りが刺激になっている。(伊藤)颯馬へ。

 (2)稲川翔 まだまだ脚力が足りていないけど、急激に良くなることはないので現状の力でレースに集中したい。岡崎君に。

 (3)大槻寛徳 初日よりも良くて日に日に上向いている感じ。磯島君へ。

 (4)岡崎智哉 (中西)大の頑張りに尽きるのでなんとも言えないけど、なんか踏めている気がする。自力。

 (5)川口聖二 警戒されて苦しいレースになってしまっているけど、動きそのものは悪くないと思う。自力。

 (6)山口泰生 最近はチャンスをモノにできている。同県の(川口)聖二へ。

 (7)隅田洋介 やっと道中の勘の部分は良くなってきているかな。ただ、要所では踏み遅れている感じ。単騎で走る。

 (8)磯島成介 道中は冷静に対応できた。状態は悪くないと思う。自力で。

 (9)伊藤颯馬 長い距離を踏んで残れているので悪くない。自力勝負。

【11R】深谷が豪快弾を放つ

 深谷が二次予選同様に豪快スパートで別線を沈黙させる。再び神山がマーク。通算500勝に王手をかけた浅井が志田目標から鋭脚を発揮する。連勝で勝ち上がった佐藤友がリズム上々。坂本の奮闘次第では台頭に警戒したい。

 (1)深谷知広 ラインで決まってなにより。逃げ切れたし、ゴールまでしっかりと回せていた。自力。

 (2)浅井康太 (川口)聖二が落ち着いていいレースをしてくれた。道中も余裕あったし、状態は少しずつ良くなっている。志田君。

 (3)佐藤友和 根田君が最高の形にしてくれた。初日より疲れが抜けて良くなっている。(坂本)貴史に。

 (4)坂本貴史 初日後に(佐藤)友和さんにセッティングを見てもらって、また良くなった。自力で。

 (5)松本秀之介 ダービーよりもしっかりと反応できているし悪くない。自力。

 (6)小野大介 3番手でしっかりと続けたのが3着に入れた要因。状態も悪くない。北3番手。

 (7)神山拓弥 深谷君が強かった。苦手な部分の踏み出しが今回はうまくいっている。ここも深谷君。

 (8)金ケ江勇気 (伊藤)颯馬が強かった。自分も思った以上に余裕を持って続けた。初連係の(松本)秀之介へ。

 (9)志田龍星 苦しい展開になったのもあったけどキツかった。連日重くて状態はあまり良くない。自力。

【12R】山田庸の出来が抜群

 連勝で勝ち上がった山田庸が主役だ。連係実績あるS班清水の攻めに乗ってシャープに抜け出す。清水は二次予選の山田英に続き、今度は山田庸を背にしてロングスパートで魅了。パワフルな根田が風を切れば、阿部に好展開が訪れる。

 (1)清水裕友 前半はスピードの乗りが悪くて出切るまでに脚を使った。自転車も冷えて重く感じたのでチェーンを修正する。自力。

 (2)橋本瑠偉 外を気にしていたら内から行かれてしまった。状態的には初日よりも体が軽かった。自力。

 (3)根田空史 1走して体がだいぶパリッとして、2日目はアップから感じ良かった。自力勝負。

 (4)山口貴弘 初日も軽かったし、脚は大丈夫。庸平の後ろで3番手。

 (5)阿部力也 判断が良かったし、ゴールまで踏めていた。感触も悪くない。根田君の番手。

 (6)開坂秀明 G3の準決勝は久々。4日制になってからは初。初日後にハンドルを下げて乗りやすくなって加速がついた。阿部君。

 (7)小林潤二 最近は(甥で弟子の小林)泰正の頑張りが刺激になっている。橋本君を目標に。

 (8)宿口潤平 3着だけど100点満点。脚の感じもいいですね。関東3番手。

 (9)山田庸平 雨が降っていたのもあって、初日の方が感触的には良かったかな。清水君の番手で。

スポーツニッポン

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