逆転負けのヤクルト 痛すぎる2つの失策...ともに先頭打者の出塁許し失点 先発・小川は自責1も5失点
2025年5月13日(火)21時25分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ ヤクルト4—5中日(2025年5月13日 豊橋)
ヤクルトが13日、豊橋で中日と対戦。守備の2つのミスがともに失点につながり、逆転負けを喫した。
初回に相手失策とオスナの2点適時打などで3点を先制した直後だった。中日・先頭打者の岡林の緩いゴロを、三塁手・茂木がグラブに当てて落とす失策。2死満塁とチャンスを広げられ、先発の小川が田中に左前に運ばれて1点を失った。
3—2の5回には、先頭の上林の左翼への飛球を余裕で追いついたサンタナがまさかの落球。1死二塁からカリステの三遊間のゴロに茂木が果敢に飛び込んだもの、グラブに当たったボールが転がっている間に二走の生還を許し、3—3の同点に。記録は三塁内野安打だった。
さらに小川は山本にも適時打を浴び、3—4と勝ち越しを許した直後に降板。2番手の田口も代打・大島に適時打を許し、小川は4回2/3、88球を投げて、8安打2四球1奪三振、5点を失ったものの自責1だった。
小川は地元凱旋登板を飾れなかった。豊橋は故郷・田原市の隣町。会場の豊橋市民球場では成章高3年時夏の愛知大会3回戦でプレーした。プロ13年目で初めてとなる思い出の球場での登板に向けて「慣れ親しんだ場所。いつも応援してくれる人たちの前で投げられるのはありがたいし、恩返しできれば」と意気込んでいたが、今季3敗目(2勝)を喫した。
3—5の9回2死から北村拓が左翼越えの今季1号ソロを放ったものの、あと一歩及ばなかった。