新井大輝が前戦の雪辱果たすシーズン2勝目。GRヤリス同士の2位争いは勝田に軍配/全日本ラリー第4戦

2024年5月14日(火)17時45分 AUTOSPORT web

 5月10から12日にかけて、京都府京丹後市を中心にJRC全日本ラリー選手権第4戦『YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg』が行われ、新井大輝/松尾俊亮組(Ahead Skoda Fabia R5)が優勝。第2戦唐津以来のシーズン2勝目を飾った。


 4月の第2週からの4週間で計3つのイベントをこなす“ターマック(舗装路)3連戦”の最後となったラリー丹後。例年より約1カ月早い開催となった同イベントは、スムーズな路面が特徴のターマックラリーだ。


 競技が行われるスペシャルステージ(SS)は当初9本の予定だったが、大会前にSS Nariaの開催断念が決まり計8つのSSで行われることとなる。そのうちの4本が行われた初日のレグ1ではオープニングで2番手タイム、続くSS2でベストタイムを刻んで総合トップに立った新井が、奴田原文雄(ADVAN KTMS GRヤリスラリー2)に5.2秒差をつけ首位でラリーを折り返す。


 翌日の最終日は、山林火災が発生した影響で競技途中でキャンセルとなったSS3の再走ルートであるSS6と、同じ道を逆走するSS7が開催キャンセルに。そのためレグ2はふたつのステージ、SS5とSS8のみで争われることとなった。トップに立つ新井はこの両方のステージを制し、後続を引き離してフィニッシュ。戦わずしてリタイアとなった前戦久万高原の雪辱を果たす今季2勝目をマークした。


 一方、後方ではともにGRヤリス・ラリー2を駆る奴田原と勝田範彦の2番手争いが白熱。3.3秒という僅差で迎えた最終日のオープニングでは、奴田原が5番手タイムだったのに対し、勝田は2番手タイムを記録しライバルとのギャップを3秒縮めることに成功する。


 今シーズンすでに2勝を挙げている勝田は、続く最終SS8でもセカンドベストを刻む。対する奴田原も僅差の3番手で続くがライバルに対して0.7秒のプラス。この結果、勝田が0.4秒差で逆転し2位を獲得。奴田原は総合3位フィニッシュとなった。


 総合4位は福永修(OSAMU焼肉ふじ☆CTE555ファビア)、同5位には新井敏弘(SUBARU WRX S4)が入っている。JN-2からJN-6まで各クラスウイナーは下記表のとおりだ。


 全日本ラリー選手権の次戦第5戦『モントレー2024』は6月7日から9日にかけて、群馬県安中市を中心に開催される。


■2024年全日本ラリー選手権第5戦ラリー丹後 順位結果


























































Pos.Driver/Co-DriverCarTime
総合優勝新井大輝/松尾俊亮Ahead Skoda Fabia R527分25秒4
総合2位勝田範彦/木村裕介GR YARIS Rally227分35秒9
総合3位奴田原文雄/東駿吾ADVAN KTMS GRヤリスラリー227分36秒3
JN-2優勝三枝聖弥/船木一祥名古屋スバル ラック DL WRX28分37秒2
JN-3優勝長﨑雅志/大矢啓太NTP NAVUL GR8628分48秒7
JN-4優勝西川真太郎/本橋貴司スマッシュDLモンスターiTZZスイフト29分09秒5
JN-5優勝大倉聡/豊田耕司AISIN GR Yaris CVT29分31秒4
JN-6優勝清水和夫/山本磨美SYE YARIS HEV30分23秒7


JN-2クラスを制した 三枝聖弥/船木一祥(名古屋スバル ラック DL WRX)
JN-3クラスは長﨑雅志/大矢啓太(NTP NAVUL GR86)が優勝
JN-4クラスウイナーとなった西川真太郎/本橋貴司(スマッシュDLモンスターiTZZスイフト)
JN-5クラス優勝を飾った大倉聡/豊田耕司(AISIN GR Yaris CVT)
JN-6でクラス優勝を果たした清水和夫/山本磨美 (SYE YARIS HEV)。清水にとっては1983年以来、実に41年ぶりの全日本ラリー優勝となった
2024年全日本ラリー選手権第4戦ラリー丹後の暫定表彰式


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