巨人レジェンドOBがプロ5年目左腕 井上温大に"猛ゲキ"「敵は自分自身」と説く理由

2024年5月14日(火)12時43分 ココカラネクスト

井上は才能開花が期待されている(C)産経新聞社

 巨人で監督も務め、現在は野球評論家の堀内恒夫氏が5月13日に、自身のブログを更新。ヤクルト戦(12日、神宮)で同点の7回に2番手で登板し、1失点で負け投手となった左腕・井上温大に猛ゲキを飛ばした。

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 「井上よ 自覚しなさい!」というタイトルで投稿されたブログ内容は巨人軍の後輩の成長を願う言葉にあふれていた。まず12日の場面に関しては「井上は先頭打者1番丸山にフォアボールを与えた。この四球が全てだと思う」ときっぱり。

 1−1で迎えた7回、左打者の丸山和郁を迎えた場面でベンチは先発の高橋礼から左の井上にスイッチ。しかし井上は先頭の丸山に対して四球を与えると、2番・長岡秀樹に送りバントを決められ一死二塁のピンチを迎える。続くホセ・オスナは右飛に打ち取ったが、相手4番、村上宗隆に対しても四球と攻めきれず。二死一、三塁のピンチを迎えここで降板。代わった平内龍太がドミンゴ・サンタナに決勝タイムリーを浴び、試合も敗れた。

 堀内氏は井上に関して「いいボールと悪いボールがはっきりしている」と安定した力が求められる1軍マウンドにおいての課題も提示した。

 ただ、「井上のボールは確実に力をつけてきているんだよね。残念なことにそれを本人が自覚していないんだ」と続けた。

 「だから、今までと同じことをしている。自分のボールによっぽど自信がないのか力がついてきていることに半信半疑なのか」と井上の投球内容に疑問を呈した。

 今年の井上はここまで先発1試合を含む、6登板で0勝3敗。救援5試合の内、3試合で先頭打者を出塁させていることも失点につながっているとされる。

 何度となくチャンスを与えられてもモノにできない。周囲からも歯がゆい状態が続いているとあって、堀内氏も成長を認めながらも、左腕にとって今、必要なことを説く。

 「今、井上の敵は相手バッターじゃなくて自分自身かもね。この大事な場面でなぜ、自分がマウンドを任されたのか。他に誰もいなかったからか? よく考えて欲しい」とまずは自分を信じて、思い切って自信のある球を投げ切る姿勢を求めた。

 恵まれたバックもいるとして、「ちょっと甘くいっても球に力があればそうそう打たれることはないし、後ろで守ってくれている仲間がいるじゃないか」ともっとナインを信頼することを求める場面もあった。

 繰り返し「井上のボールは力がついてきている」と背中を押した堀内氏。

 井上といえば、入団3年目に侍ジャパンの強化試合に登板、堂々としたピッチング内容が注目を集めたこともあった。素質の高さを認める声も多いだけにレジェンドOBからの愛あるゲキを生かせるか。次回以降の登板内容も注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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