【巨人】プロ初5番に入った24歳 リチャードに負けん「勝負どころで打ちたい」プロ初4安打の大暴れ
2025年5月14日(水)5時30分 スポーツ報知
12回2死、この試合4安打目となる左前打を放つ増田陸
◆JERA セ・リーグ 広島5x—4巨人=延長12回=(13日・マツダスタジアム)
巨人・増田陸が気持ちで押し込んだ。延長12回2死。岡本の初球、内角高め148キロ直球を詰まりながら左前に落とした。プロ初の5番でプロ初の1試合4安打。「(打順の意識は)全くなくて。自分の今やってることを全うしようと思ってました」とファイティングポーズを取り続けた。
高卒7年、通算88試合目で初めてクリーンアップに座り、固め打ちで応えた。まずは2回先頭。森から左前打を放ち、4試合連続安打、11戦連続出塁とした。6回1死では中前打。8回にはハーンのスライダーを捉えて左中間へのエンタイトル二塁打だ。これがキャベッジの一時同点の2ランを呼び、22年6月25日ヤクルト戦(神宮)以来1053日ぶり、自身2度目の猛打賞。「バッティング自体はすごくいい感じ」と、打率を3割5分7厘まで上昇させた。
同じ右打ちで、一塁、三塁とポジションも重なる新加入のリチャードが初戦から1号&マルチと躍動したが、負けるつもりはない。「今日はチャンスで回ってこなかった。明日回ってきたら勝負どころで打ちたい」と頼もしかった。(堀内 啓太)