中日・田中 ユニホーム忘れても躍動 三輪ブルペン捕手の「111」着て逆転勝利呼んだ

2025年5月14日(水)5時45分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 中日5—4ヤクルト(2025年5月13日 豊橋)

 背番号「111」が豊橋で躍動した。いきなり3点を先制された後の初回2死満塁、中日・田中が先発・小川の外角直球を右前適時打。チームに26イニングぶりの得点をもたらし、逆転勝利のスイッチを入れた。

 「最近、完封負けが続いていたので、1点を取ることだけを考えて打席に立ちました」

 2戦連続の6番で初適時打、初打点。1—3の4回先頭の第2打席も左前打し、岡林の右犠飛につなげた。

 この試合は、背番号「2」ではなく、三輪ブルペン捕手の「111」で出場。「バンテリンに忘れて…」と頭をかいたが、1メートル66の自身より20センチ近く大きい1メートル85の先輩のユニホームで好守備も連発した。豊橋市民球場では昨年5月14日阪神戦でも3安打した“豊橋男”だ。

 ベテラン・中田が腰痛のため、球場入りしながらも出場選手登録を抹消。長距離砲を欠いた試合で、今季4度目の2桁となる12安打と打線が奮起した。小刻みな継投で逃げ切った井上監督は、連敗を2で止め「今日は本当に全員野球ができた」と手応えを口にした。 (山添 晴治)

スポーツニッポン

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