【全米プロ】日本勢4人が出場 松山は悔し涙を流した“因縁の地”でメジャー2勝目狙う
2025年5月14日(水)12時0分 スポーツニッポン
今季の米男子ゴルフのメジャー第2戦、全米プロゴルフ選手権は5月15日、米ノースカロライナ州シャーロットのクエイル・ホロー・クラブで開幕する。107回目を迎える大会には、松山英樹(33=LEXUS)に加え、久常涼(22=SBSホールディングス)、金谷拓実(26=SOMPOひまわり生命)、DPワールドツアーで戦っている中島啓太(24=フリー)の日本勢4人が出場する。
13年連続13度目の出場となる松山は、過去12回で予選落ちはなし。トップ10は16年の4位、17年の5位の2回となっている。17年は今回と同じコースでの開催で、第2ラウンド終了時点では首位に立つなど、優勝争いを演じた。首位に1打差からスタートした最終ラウンドは一時首位となったが、最終的に72と伸ばせず、日本男子初のメジャー制覇はお預け。試合後は「悔しいです」とつぶやいて涙を流した。
その後、21年のマスターズで優勝を成し遂げた松山は、2度目のメジャー制覇を目指して因縁の舞台に立つ。今季は開幕戦のザ・セントリーで米ツアー通算11勝目を挙げた。出場2大会連続予選落ちから臨んだマスターズでは、第3ラウンドで79と崩れながら最終ラウンドで66と巻き返して21位。4日間を通じたパーオン率は80.56%で全体1位だった。
マスターズ以来の出場となった直近のトゥルーイスト選手権は、第3ラウンドで63をマークするなど存在感を示した。最終ラウンドは見せ場をつくれなかったが、試合後のインタビューでは「少し練習をして、いい状態で挑めるように頑張りたいと思います」と全米プロに向けて気持ちを切り替えた。
久常は初出場となった昨年の大会でメジャー自己最高の18位となった。金谷は今月のCJカップ・バイロン・ネルソンで新1Wに替えて米ツアー自己最高の5位に入り、上り調子で4度目の出場を迎える。中島はDPワールドツアーの「アジアスイング」の獲得ポイントで1位となり、2年連続の出場権を獲得した。
大会の模様はU-NEXTでライブ配信され、第1日は5月15日午後8時15分配信開始となる。