リカルド、F1をテーマにした新番組のエグゼクティブプロデューサーに就任。ディズニー傘下『Hulu』で配信予定

2024年5月15日(水)8時0分 AUTOSPORT web

 RBのダニエル・リカルドは、ディズニー傘下のストリーミングサービス『Hulu』で配信予定のF1をテーマにした新テレビ番組のエグゼクティブプロデューサーとなる契約を締結した。


 リカルドは新たにショービズ界に進出したF1ドライバーとなった。リカルド以外では、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーと『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督による、ブラッド・ピット主演の新作F1映画制作に関わっている。ハミルトンが関わるこの映画は、この1年間、映画俳優組合のストライキによる短い中断を挟んで、何回かのレースウイークにF1パドックで映像を撮影してきた。映画の公開は2025年夏の予定となっている。

F1を舞台にした映画のなかでソニー・ヘイズ役を演じるブラッド・ピット
2023年F1第11戦イギリスGP 映画の撮影のために走行する『APXGP』のマシン


 リカルドのプロジェクトはそれほど大きな予算はついていないが、女性相続人の管理下にある家族経営のモーターレーシングチームの、激動の運命についてのコメディになる。現在の仮タイトルは『Downforce』だ。アメリカの芸能業界誌『The Hollywood Reporter』によると、この番組の脚本を手がけているのは、シリコンバレーのテック系スタートアップの世界を描いたシットコムを成功させた、アレック・バーグとアダム・カウンティーだ。バーグはまた、『となりのサインフェルド』、『ラリーのミッドライフ★クライシス』、深夜のトーク番組『Late Night with Conan O’Brien』の脚本家も務めてきた。


 ハリウッドのエンターテインメント業界ではよくあることだが、『Downforce』はパイロット版として制作されることになっており、その後、フルシーズンに向け採用されることが期待されている。なおリカルドがこのショーで何をするのかは明らかになっておらず、現段階ではこれ以上の詳細はわかっていない。


 リカルドとハミルトンだけでなく、ハースF1の元チーム代表であるギュンター・シュタイナーも、アメリカの放送局『CBS』から、現在制作初期段階にある番組のエグゼクティブプロデューサーの座を打診されている。シュタイナー自身は、NetflixのF1ドキュメンタリーシリーズ『Drive to Survive(邦題:栄光のグランプリ)』で人気をさらい、F1の舞台裏から世界的なスターになった。

2023年F1オーストラリアGP ギュンター・シュタイナー(ハースF1チーム代表)


『Drive to Survive』は現在、シーズン7の撮影がパドックで行われており、F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、Netflixが直近のシーズンを大ヒットさせたことを認めている。


「『Drive to Survive』のシーズン6は2月23日に初配信された」とドメニカリは今週、投資家に語った。


「これはNetflixの40以上の市場でトップ10入りを果たした。台本なしのコンテンツとありのコンテンツの両方と比較すると、このプラットフォームにおけるシリーズの視聴完遂率、もしくは視聴数は最も高い状態を維持している」


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