大谷翔平、今季2度目の「サイクル未遂」に敵将も脱帽!先発投手の5度出塁は「59年ぶり」の快挙

2023年5月16日(火)17時50分 ココカラネクスト

今季5勝目を挙げた大谷がバットでも魅せた(C)Getty Images

 エンゼルスの大谷翔平は現地時間5月15日(日本時間16日)、敵地でのオリオールズ戦に「3番・投手兼DH」でスタメン出場した。この日、チームは9−5で勝利しており、大谷は7回を投げ被安打4、5失点5奪三振の内容で5勝目をマークした。バッティングでも5打数で9号本塁打を含む4安打、3打点と、投打に渡りこの日も躍動した。

 ピッチングでは自身ワーストタイとなる3被弾を喫するなど、オリオールズに5点を許すも、自身も含めた味方打線が中盤までに挙げた大量9得点で試合を優位に進めた。チームは3試合振りの勝利を収めている。

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 大谷はこの日、5回の第4打席までに単打、本塁打、三塁打を記録したことで、サイクル安打まで二塁打のみとなった。7回の第5打席はセカンドゴロ、そして9回の第6打席も大きな期待に包まれ迎えたが、結果はレフト前へのシングルヒットに終わっている。

 今季9度目となる先発登板での二刀流出場で、またもインパクトを残した大谷。試合後にはメジャー公式サイト『MLB.com』でも、両チームの指揮官のコメントと共に、背番号17のパフォーマンスを報じている。

 同サイトでは先発投手が5度出塁したという記録について球史を遡り「1964年9月にヤンキースのメル・ストットルマイヤーがワシントン・セネターズに勝利した際に5安打を放って以来」と59年振りとなる記録を称賛した。

 また、オリオールズ監督のブランドン・ハイドのコメントとして「オオタニは我々が見た中で最も偉大な選手の一人だ。彼は特別な才能の持ち主で、彼のように投打でプレーできる才能のある選手は、おそらくこれからも出てこないと思う」と語ったとしている。

 さらに、エンゼルスのフィル・ネヴィン監督も「印象的な夜だった。本当に印象的な夜だった」とこの日のプレーを絶賛しており、投球についても「5失点したが、(許した)ヒットが少なく(塁に出る人が)少なかったので、ダメージは最小限だった」として、被安打4の内容を振り返っている。

 また記事では、今季の「サイクル未遂」が4月27日以来であるとして「2度目の快挙」とも評し、「オオタニにしかできない素晴らしい夜」とこの日の結果を称えている。まさに異次元のパフォーマンスを続ける二刀流スターはこの夜も、マウンド、そしてバッターボックスに立ち、多くの野球ファンの胸を打つプレーを披露し続けていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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