“頑張らない”作戦で暫定首位発進 河本結、復活Vへの心構え

2024年5月17日(金)7時0分 ALBA Net

河本結は初日7アンダーと好スタートを切った(撮影:福田文平)

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<ブリヂストンレディスオープン 初日◇16日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇6731ヤード・パー72>

1番から3連続バーディで飛び出した河本結が大会コースレコードタイとなる「65」をマーク。岩井明愛と並んで、7アンダーの暫定首位に立った。アウトの「30」は初優勝を飾った2019年「アクサレディス」(2日目イン)以来となるハーフの自己ベストタイ。今季早くも5度のトップ10入りを果たしている勢いそのままに、今大会も好調なスタートを切った。


今季は開幕から2試合連続の予選落ちで始まったものの、その後の8試合でトップ10入りが5回。それだけに周囲の優勝への期待は高まっている。そんななか、先週は上位争いに加わることなく47位タイに終わった。「周りの期待に応えたくて、優勝したいという気持ちが強過ぎて力んでいたので、それを反省して、今日は“頑張らない”ことを意識してプレーしました」。

スコアを求め過ぎないからこそ、何があっても動じなかった。「きょうは中断があったけど、私はスタート前だったのでラッキーでした。そのぶん、ラウンド中はアンラッキーも来るだろうなという心構えでいました」。13番パー4ではバンカー内で唯一というようなライの悪い場所に止まっていたが、冷静に対処してパーをセーブ。「いいスコアを出したいと思っていると“なんで”ってなるんですけど、1ミリもそう思わなかったのが良かったかなと思います」と振り返った。

結果が出始めたことで、昨季に比べ、SNSに寄せられる応援のコメントが「倍ぐらいになりました」。反対に批判的なコメントは激減しているという。「アンチはまあ大丈夫なので、いいコメントがいっぱいでうれしいです。まあ、いろんな人がいるので、じゃあお前がやってみろよと思いながら“いいね”しています(笑)」。こうして冗談めかして話せるのはプレー内容に手ごたえを感じているからこそだろう。

2日目以降もテーマは変わらない。「自分がその時、何位であろうが、目の前の一打に集中して、頑張らない。それでも勝手にバーディは取りに行っちゃうし、優勝は意識しちゃうんで」。5年ぶりのツアー2勝目はこの作戦でつかみ取る。(文・田中宏治)


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