巨人驚愕の第2弾トレードはあるか 注目集める「選手の名前」

2023年5月18日(木)6時0分 ココカラネクスト

ドラフト1位入団選手でもある小林(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 V奪回を目指す巨人が動いてきた。

 巨人は17日、広岡大志内野手とオリックス・鈴木康平投手の交換トレードが成立したことを発表した。

 最近は「8回の男」不在が注目されていた巨人にとって、中継ぎ強化は重要な補強ポイントだった。12球団ワーストの防御率4・31(16日現在)とあって、最速158キロ右腕に白羽の矢が立った形だ。

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 鈴木は中継ぎとして21年には34試合に登板し、防御率3・03、1勝0敗2セーブとブルペンを支え、リーグ優勝に貢献した経緯もある。最近は腰痛から復帰した左腕・中川皓太を支配下登録、鍵谷陽平、高梨雄平、三上朋也らキャリアを積んだ中継ぎ陣で何とか終盤をしのいでいるが、少しでもブルペンを厚くして戦いに臨みたい気持ちは強い。

 一方、交流戦前にトレードを成立と例年になく「早仕掛け」となったチームだが、これで打ち切りというわけではなさそうだ。

 野手では17日のヤクルト戦でも本塁打を放った新55番の秋広優人、中山礼都、門脇誠などイキのいい若手が伸びてきている一方で、投手陣は未だ不安定な要素が多いとあって、第2弾のトレードもありうると見られている。

 そこで広岡に続く次のトレード候補としてささやかれているのは、今季で4年契約の最終年を迎える小林誠司捕手にもある。

 今季は海外FA権も取得、一時は主戦捕手に一番近い男として見られていたが、段々と立場を苦しくしたのは打撃不振にあった。20年は打率・056、21年は打率・093と2年連続、打率1割以下と極度の不振にあえいだ。強肩と好リードは評価されているとあって、首脳陣からも「とにかく打ってくれ!」とハッパをかけられるのが近年の恒例となっていた。

 そして迎えた今季、正捕手の座を争う大城卓三は現在、打率3割超え、クリーンアップの一角を占めるなど、「打てる捕手」として存在感をぐんぐんと高めている。大城は小林とは裏腹にリードが問題視されるシーンもあるが、それを補うかのように打ちまくっているとあって、すっかり小林の出番がなくなってしまっているのだ。小林はここまで9試合に出場し、8打席で無安打、打率・000(16日現在)となっている。

 打撃面では厳しいが、リードと強肩は評価されているとあって、小林ならば獲得を狙う球団もあると見られる。

 ほかにもトレード候補として浮上するのは、なかなか一軍に定着できないながら、パンチ力あふれる打撃で知られる石川慎吾や育成の星、松原聖弥なども候補に入ってきそうだ。

 いずれにせよ3年連続のV逸は許されない。チームを前に進めていくための積極姿勢が今後も続くのか。水面下の動きにも注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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