大谷翔平の“圧巻ショー”に米地元局も脱帽! エ軍OBはライナー弾に「あれだけ崩されても打てるなんて」と愕然

2023年5月19日(金)12時37分 ココカラネクスト

2試合連続でノーヒットとなっていた大谷は圧巻の一発で存在感を示した。(C)Getty Images

 大谷翔平(エンゼルス)に始まり、大谷翔平に終わる一戦だった。

 現地5月18日に敵地ボルチモアで行なわれたオリオールズ戦に大谷は「3番・指名打者」で先発出場。初回に3試合ぶりとなる10号本塁打を放ってチームを勢いづけると、同点で迎えた終盤8回には値千金となる決勝のタイムリー内野安打をマーク。5打数2安打2打点という出色の活躍を見せた。

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 最初の見せ場は早々に訪れた。1回無死無塁の局面で打席に立った背番号17は、相手先発のタイラー・ウェルズが投じた2球目、外角高めに抜けたチェンジアップを強振。打球は綺麗な放物線を描き、右中間スタンドに着弾する10号ソロとなった。ちなみにこの一発で大谷はメジャー3年連続5度目の2桁に到達。日本人選手では松井秀喜氏以来の快挙となった。

 圧巻のパワーを見せつけた大谷は足でも魅せる。エンゼルスが8回にジョバンニ・ウルシェラがセンター前ヒットで同点とし、なおも2死満塁という勝ち越しの絶好機で打席に立つと、オリオールズ6番手ダニー・クーロムが投じた初球外角低めのスライダーを巧みに一、二塁間に飛ばす。鋭い打球は敵一塁手のライアン・マウントキャッスルに横っ飛びでキャッチされるも、大谷は全力疾走。颯爽と一塁ベースを駆け抜けて値千金の勝ち越し打としたのだ。

 3試合ぶりのマルチ安打で存在感を示した大谷には、地元メディアも賛辞を贈らずにはいられない。エンゼルスの試合中継を行なった『Bally Sports West』の解説者で、球団OBでもあるマーク・グビサ氏は「彼は外角のチェンジアップを捉えたが、あれだけバランスを崩されても強い打球を打てるなんて……。やはりアメージングだ」と初回に10号アーチを放ったシーンを驚きとともに称賛。さらにおよそ投手のそれではない走力でもぎ取った内野安打を、こう振り返った。

「ファーストのマウントキャッスルのプレーはたしかにアンビリーバブルだった。でもね、ショウヘイのスピードを前にはノーチャンスだ」

 打って、走ってと、改めて己の価値を知らしめた大谷。チームの連敗ストップに貢献した偉才の活躍からまだまだ目が離せない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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