降格のWBAがムーア暫定監督を正式な指揮官に…4月に無敗で月間最優秀監督に輝く
2018年5月19日(土)19時28分 サッカーキング
WBAは公式戦9連敗を喫して降格が濃厚となっていた4月2日に、アラン・パーデュー前監督との契約を解消。アシスタントを務めていたダレン・ムーア氏を暫定監督として、残りのシーズンを戦うことになった。
どん底の状態にあったチームを引き継いだムーア監督だったが、マンチェスター・Uとトッテナムという強豪2チームから完封勝利を奪い、リヴァプールとの試合でも2点ビハインドからの同点劇を見せて引き分けに持ち込むなど、数々の番狂わせを演じてみせた。
4月を2勝2分と無敗で終えたムーア監督は、同月のプレミアリーグ月間最優秀監督賞に輝くなど各方面から称賛を受けた。同監督は指揮したリーグ戦6試合で3勝2分1敗という成績を残して見事にチームを立て直し、WBAは降格が間近に迫った状況から驚異的な粘りを披露した。
最終的にチームは奮闘及ばず降格の憂き目にあったが、クラブの首脳陣もムーア監督の手腕を高く評価していたようだ。チャンピオンシップ(イングランド2部)に戦いの場を移す来シーズンに向けて、暫定監督という立場だった同監督を正式に新監督へと任命することを発表している。
ムーア監督は今回の決定について以下のようにコメントし、喜びと同時に来季に向けた強い意気込みを語っている。
「この役割を引き受けられることをとても誇りに思うし、非常に興奮しているよ。我々の前には重要な夏の期間が待ち受けており、多くのハードな作業に取り組んでいく必要がある」
「人員を確保して、我々のプランを実行するためのすべての準備が整ったと確信できるように全力で取り組んでいるよ。来季は多くの優れたチームがひしめくタフなリーグでの戦いとなるが、我々にとってはクラブを正しい方向に向かわせるためのチャンスでもあるんだ」