阪神 首位陥落ピンチ MVP男・村上頌樹が3連敗 気がかりな”司令塔の異変”とは

2024年5月22日(水)12時33分 ココカラネクスト

坂本は昨年、村上とのバッテリーで勝ち星を積み重ねた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 阪神は首位攻防となった5月21日の広島戦(マツダ)に2−6と敗れ、2位の広島に0.5差に迫られた。

 昨年の最優秀防御率男、先発・村上頌樹の背信投球が誤算だった。

【動画】昨年のMVP男が…阪神・村上が今季初登板で初回に走者一掃の適時打を許したシーン

 3回終了時点で5失点。初回先頭の秋山翔吾に初球を左中間二塁打とされると、2番の野間峻祥に右前適時打とあっという間に先制を許した。
 
 2回にも林晃汰に適時打、さらに3回には先の巨人戦でも本塁打を放っていた末包昇大に浮いたフォークを捉えられ、2戦連発となる2号3ランを浴びるなど、完全に目覚めさせてしまった。
 
 結局村上は自己ワーストの9安打、ワーストタイの5回5失点で降板。打線も左腕・床田寛樹を相手に中軸も機能せず、敗れた。

 気になるのは昨年のチーム躍進の象徴ともなった村上の投球だ。これで自己ワーストの3連敗。この日も全体的に投球が高く、3連敗中はいずれも初回に失点とリズムの悪さも目立つ。

 昨年はシーズン初先発となった4月12日の巨人戦で7回まで一人の走者も出さないパーフェクトピッチングで頭角を現すと、先発ローテーションを守り、22試合に登板し、10勝6敗、防御率1.75をマーク。初の最優秀防御率のタイトルとともにセ・リーグでは史上初となる新人王、MVP同時受賞と飛躍の年となった。

 村上の継続した活躍こそ、リーグ連覇に欠かせないピースともいわれていたが、ここまで2勝4敗と負けが先行している。

 また昨年度の村上の快投に欠かせない存在として知られていたのが、バッテリーを組んだ捕手の坂本誠志郎だった。たくみなリードで知られるベテラン捕手も、この日は勢いのある広島打線を止められず。指揮官の岡田彰布監督からは初球の入り方を指摘されるなど、リード面でも細心の注意が求められている。

 広島はこれで4連勝と勢いをつけてきた。22日のゲームでも負ければ阪神は首位陥落となる。交流戦前の大事な戦いで選手が意地を示せるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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