F1 Topic:スペインGPの好結果にフェルスタッペンの父がホンダをベタ褒め

2019年5月23日(木)7時0分 AUTOSPORT web

 普段はサーキットにめったに来ない人々から「あなたは何しに?」と話を聞くコラムを連載するはずが、今回はレッドブルのモーターホームでマックス・フェルスタッペンの父親ヨスの方から上機嫌に話しかけてきたので、そのときの状況を語る。
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 F1第5戦スペインGPレース終了後に行われたトト・ウォルフ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ責任者)の会見の後、今度はレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表の会見に出席しようと、新しいモーターホーム『F1ホルツハウス』に向かった。


 ホーナーが来るまでの間、フェルスタッペンのレースエンジニアを見つけたら、少し聞きたいことがあったので、会見が予定されている2階に設けられたテーブルから少し離れ、1階のF1ホルツハウスの入口が見える吹き抜け部分のところで、レースエンジニアが来るのを待っていた。


 ところが、しばらくすると、レースエンジニアではなくフェルスタッペンの父親のヨスが近寄ってきた。


 スペインGPでは、前日に別の取材でインタビューをモナコGPで行いたいとヨスに申し込んでいたばかりだった。内容は1999年にホンダのテストドライバーを務めていたことに関することだったが、ヨスは「俺はただのテストドライバーで、ホンダのことは知らないから、それでもよかったらいいよ」と、少し素っ気ないものだった。


 しかし、日曜日のレース後に近寄ってきたヨスは、いきなりこう言ってきた。


「ホンダはいい仕事をしている。黙々と仕事する彼らの仕事ぶりは、俺は好きだ」


 この日、息子のマックス・フェルスタッペンは開幕戦のオーストラリアGP以来となる表彰台を獲得。ドライバーズ選手権でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を上回って3位となった。ヨスが上機嫌だったのは、想像に難しくない。


 ところで、この日のレース前、F1ホルツハウスの1階のレッドブルの関係者エリアでは、ヨスがホーナー代表とヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)と真剣な話し合いをしている光景を見かけた。フェルスタッペンとレッドブルの契約は2020年まで。今後に向けた話し合いでもしていたのだろうか。そのことをヨスに尋ねると、「心配するな、マックスはどこにもいかないよ」とひと言。果たして……。

クリスチャン・ホーナー代表とヘルムート・マルコと話し合いをするヨス・フェルスタッペン


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