ナポリ、サッリ監督は退任濃厚か…CL制覇3回の“あの名将”が後任に?

2018年5月23日(水)10時53分 サッカーキング

サッリ監督(左)の後任にアンチェロッティ氏(右)が就任か [写真]=Getty Images

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 ナポリは退任が噂されるマウリツィオ・サッリ監督の後任として、欧州で数々のトップクラブを率いてきた名将との合意を取りつけたようだ。イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』の記事を引用する形で、22日付のイタリアメディア『メディアセット』が伝えている。

 7連覇を達成したユヴェントスとシーズン終盤まで優勝争いを繰り広げたナポリ。元アルゼンチン代表MFディエゴ・マラドーナ氏を擁した1990年以来となるスクデット獲得は惜しくも逃したが、クラブ史上最多となる勝ち点「91」を記録。リーグ2位でシーズンを終えた。

 サッリ監督の就任以来、ナポリは2015−16シーズンは2位、2016−17シーズンは3位、そして今シーズンも2位と、3シーズン連続で好成績を記録。高い評価を得る同監督には、欧州の複数クラブからオファーが届いている模様だ。

 ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は当初、2020年6月まで契約を残すサッリ監督の留任に自信を見せていた。しかし、去就について回答を待つクラブに対し、最終節を終えても代理人からの連絡はないという。憤慨した同会長は22日、サッリ監督の続投交渉は「時間切れ」と宣言。そして、即座に行動を起こしたようだ。

 報道によると、22日夕方にデ・ラウレンティス会長が所有する映画制作会社『フィルマウロ』の本部(ローマ)をカルロ・アンチェロッティ氏が訪問。3時間ほどの会談の末に、同氏を新監督として迎えることで合意に至った模様だと伝えている。

 アンチェロッティ氏は過去に指揮を執ったイタリア(ミラン)、イングランド(チェルシー)、フランス(パリ・サンジェルマン)とドイツ(バイエルン)でリーグ優勝を成し遂げている名将だ。レアル・マドリードではリーガ・エスパニョーラ制覇こそ逃したが、チャンピオンズリーグ(CL)を制している。ミラン時代(優勝2回)と合わせ、指揮官としてCLで優勝3度という輝かしい実績を残している。

 アンチェロッティ氏のナポリ指揮官就任が実現するための条件は、同クラブがサッリ現監督を解任するか、他クラブがサッリ氏の契約解除金を支払うかのいずれかとなる模様だ。実現すれば、アンチェロッティ氏はミラン時代以来10年ぶりに母国イタリアでクラブを率いることとなる。

(記事/Footmedia)

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