20歳の飛ばし屋・小林夢果が小技で2度目の首位発進 1W不調も3Wで仰天ショットを披露

2024年5月24日(金)7時45分 ALBA Net

ジャンボ軍団のホープ・小林夢果が首位タイ発進を決めた(撮影:藤井孝太郎)

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<リゾートトラストレディス 初日◇23日◇関西ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇ 6545ヤード・パー72>

ツアー初優勝を目指すプロ3年目の小林夢果が「67」をマークし、3月の「アクサレディス」以来となる2度目の首位スタートを決めた。インから出て、11番でボギーが先行したが、8バーディを奪い、その後の2ボギーも帳消しにする5アンダー。自慢のドライバーショットは荒れ気味で、ドライビングディスタンスも10位の252.5ヤードにとどまったが、「そんなに得意じゃない」というパッティングが冴えて、パット数はこの日最少の23パット。5番パー4で5メートルのバーディパットを決めるなどグリーン上のパフォーマンスが光った。


「出だしの10番でピン奥からの3メートルのスライスラインのパーパットが入って、感じが良くなった。今年一番、パットが入りました。スライスラインはいつも左を向きすぎて、(カップを)抜けることが多かったけど、きょうは少し薄めに読んだのが良かった」

フェアウェイキープ率は50%、パーオン率は55.6%とともに低調ながら、堂々の首位発進。その原動力は自賛したパッティングに尽きるが、自慢の豪打もしっかり見せつけた。ドライビングディスタンスの計測ホールだった2番パー5のティショットは260㍎。「グリーンエッジまで240ヤードだった」という3番ウッドを握った2打目はなんとグリーンを大きくオーバーする規格外のショット。「いい感じで打てたけど、思った以上に飛びました。トータルで280ヤードぐらいかな」と、この日は誰も2オンに成功しなかった515ヤードのパー5で、にわかには信じがたいドライバー超えの飛びを披露した。

ツアー13試合目で初めて首位に立った「アクサレディス宮崎」は悪天候のため最終日が中止となり、36ホールの短縮競技となった。2日目に「70」と伸ばし切れなった小林は首位と3打差の3位で無念の終戦。「あれは運ですね、すぐに気持ちは切り替えられた」と言うものの、素っ気ない言葉は今も消えない悔しさの裏返しのようにも思えた。

今週は雨の心配はしなくてよさそうな4日間大会。「今年は安定したプレーができていると思う」。目指すは初Vの一択のみ。宮崎の悔しさは兵庫で晴らしたい。(文・臼杵孝志)


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