太田格之進が加わったクラフト・バンブーがスーパー耐久富士24時間初参戦で予選最速。メルセデスが上位独占

2024年5月24日(金)18時37分 AUTOSPORT web

 5月24日、静岡県の富士スピードウェイでENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE第2戦『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』の予選が行われ、ST-Xクラスの33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3(リー・ジェフリー/太田格之進/チェン・ディーン/リアン・ジャトン/オジェイダ・ジェイデン)が、クラフト・バンブー・レーシング・ジャパンの初陣で総合ポールポジションを獲得した。


 5月8日に富士公式テストを終えたスーパー耐久シリーズは、ついにシーズンハイライトの一戦である富士24時間レースの予選日を迎えた。8クラス59台が集まったこの日は晴天に恵まれ、気温24度、路面温度39度というコンディションのなか、12時から各チームのAドライバーがアタックを開始した。


 全8クラスのマシンは3グループに分かれ、各ドライバーは15分間のタイム計測に臨む。総合ポールポジションを争うST-Xクラスでは、今大会がデビュー戦となるCraft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3が好走を見せ、Aドライバーのリー・ジェフリーとBドライバーの太田格之進の合算タイム3分22秒261でポールポジションを獲得した。


 ST-Xの2番手には昨年王者の中升 ROOKIE AMG GT3、3番手には富士24時間初挑戦のTKRI松永建設AMG GT3が続き、2024年の富士24時間の予選は、メルセデスAMG GT3がトップ3を独占する結果になった。

2024スーパー耐久第2戦富士 総合ポールポジションを獲得した太田格之進/リー・ジェフリー/チェン・ディーン/リアン・ジャトン/オジェイダ・ジェイデン(Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3)
2024スーパー耐久第2戦富士 中升 ROOKIE AMG GT3(鵜飼龍太/ジュリアーノ・アレジ/蒲生尚弥/片岡龍也)


 ST-1クラスに1台のみのエントリーとなったシンティアム アップル KTMは、IDA TAIYOと加藤寛規のドライブで合算タイム3分30秒925をマークし、ST-Xクラスに次ぐ総合6番手を手に入れている。


 GT4規格車両が争うST-Zクラスは、一時は25号車raffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4が合算タイムでトップに立ったものの、Bドライバー予選で松田次生がアタック中に四輪脱輪を取られてしまい、ベストタイムが抹消されてしまう。


 この結果、TEAM ZEROONEの僚友25号車raffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4がST-Zクラスのポールポジションを獲得。2番手には埼玉 GB GR Supra GT4が続き、ベストタイム抹消の26号車は3番手につけた。

2024スーパー耐久第2戦富士 ST-Zクラスポールポジションの荒聖治/篠原拓朗/富田竜一郎/大塚隆一郎(raffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4)

2024スーパー耐久第2戦富士 埼玉 GB GR Supra GT4(山﨑学/吉田広樹/服部尚貴/野中誠太/荒川麟)


 GRヤリスやホンダ・シビック・タイプR、ミツビシ・ランサーエボリューションなどの四輪駆動車と前輪駆動車が争うST-2クラスは、合算タイムで3分44秒411を記録した6号車新菱オートDXL夢住まい館EVO10がクラスポールポジションを獲得。2番手には72号車OHLINS CIVIC NATS、3番手には7号車新菱オートVARIS☆DXL☆EVO10が続いている。


 ニッサン・フェアレディZとレクサスRC350の後輪駆動車4台が争うST-3クラスは、合算タイム3分45秒521を記録した15号車岡部自動車Z34がクラス最速を射止めた。2番手は39号車エアバスター WINMAX RC350 TWS、3番手は16号車岡部自動車Z34、4番手は38号車TRACYSPORTS with DELTA RC350 TWSと、フェアレディZとレクサスRC350が交互に並んだ。


 ST-4クラスは41号車エアバスターWINMAX GR86 EXEDYがクラスポール、884号車シェイドレーシング GR86が2番手に続き、トヨタGR86がワン・ツーを占めた。3番手には唯一のマツダ・ロードスターRFを使用する66号車odula TONE MOTUL ROADSTER RFが入っている。


 最多14台がエントリーしたST-5クラスで最速に輝いたのは、65号車odula TONE 制動屋 ROADSTER。2番手には88号車村上モータースMAZDAロードスターが続くと、4番手までをマツダ・ロードスターが独占。5番手は17号車DXLアラゴスタNOPRO☆MAZDA2、6番手は67号車YAMATO FITとなっている。


 自動車メーカーの開発車両が参加するST-Qクラスは、ニッサン/ニスモの230号車ニッサンZレーシング・コンセプトが平手晃平と佐々木大樹のドライブで総合7番手に入ってみせた。0.065秒差で92号車GR Supra Racing Conceptが続いて総合8番手になっている。


 晴天のもと、大きなアクシデントなくスケジュールどおりに各セッションが終了した予選日。コンディションは13時に気温29度、路面温度42度を記録しているが、明日以降の決勝日は曇り空、最高気温は20度ほどの予報になっており、コース状況が異なることが予想される。そんななかでシリーズ大一番の富士24時間を制するのは誰になるか。決勝レースは25日(土)15時にスタートが切られる予定だ。

2024スーパー耐久第2戦富士 前島秀司/元嶋成弥/長島正明/三浦愛/銘苅翼/マックス・サロ(岡部自動車Z34)
2024スーパー耐久第2戦富士 ST-4クラスポールポジションの大田優希/尾崎俊介/冨林勇佑/石井宏尚(エアバスターWINMAX GR86 EXEDY)
2024スーパー耐久第2戦富士 Nissan Z Racing Concept(平手晃平/佐々木大樹/千代勝正/高星明誠/ロニー・クインタレッリ/本山哲)
2024スーパー耐久第2戦富士 コックピットのMORIZOに声をかけるヤリ-マティ・ラトバラ(ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept)
2024スーパー耐久第2戦富士 山下健太(GR Supra Racing Concept)
2024スーパー耐久第2戦富士 野尻智紀と牧野任祐
2024スーパー耐久第2戦富士 スリーワイドでコカ・コーラコーナーに進入するAutoLabo Racing 素ヤリス/DXLアラゴスタNOPRO☆MAZDA2/エアバスター WINMAX RC350 TWS
2024スーパー耐久第2戦富士 DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明/小高一斗/小山美姫/嵯峨宏紀/永井秀貴/中山雄一)


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