ルーキー政田夢乃が同郷・同組の小祝さくらとともに4位浮上 逆転Vへ「少しでも上位に行きたい」

2024年5月25日(土)19時30分 ALBA Net

ルーキーの政田夢乃が優勝争いを演じている(撮影:藤井孝太郎)

写真を拡大

<リゾートトラストレディス 3日目◇25日◇関西ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇ 6545ヤード・パー72>

主催者推薦から優勝を狙う。昨年11月のプロテスト合格後、初のツアー出場となった政田夢乃は2バーディ・1ボギーの「71」と1つ伸ばし、トータル8アンダーで6位から4位に順位を上げた。2番パー5で残り60ヤードの3打目をピンそば4メートルにつけてスコアを動かし、6番パー4は残り130ヤードの2打目をピンそば1メートルにピタリ。8番ではティショットをグリーン右ラフに外し、2打目がグリーンをオーバーするピンチも、カラーからの4メートルをパターでねじ込むパーセーブで大勢のギャラリーを沸かせた。


「8番以外にも前半はあのくらいのパーパットが2回くらいありました。前半は耐えて、耐えてという感じで、後半に入ってチャンスにつけられたのに、今度はパットを打ち切れなかった。そこが悔しいです」

後半のインはバーディなしに終わり、16番パー4でこの日唯一のボギー。強くなった風にも苦しみ、「クラブの番手選びとかが難しかった」と伸ばし切れなかった悔しさをにじませたが、大健闘のV争いに注目度も日に日に増してきた。プロテストには5度目の挑戦で合格。アマ資格を放棄していた昨年の「日本女子オープン」がツアーでのプロデビュー戦だが、プロテスト合格後は今大会が初陣。4打差を逆転すれば、日本勢では2020年の笹生優花の2試合目を超える最速Vを達成する。

この日は同じ北海道出身で、2学年上の小祝さくらとプロになって初めて同組となった。「一緒に回るのは私が高校1年でさくらちゃんが高校3年のとき以来です。そのときと変わらず楽しかったです。さくらちゃんは淡々とやる感じですごく勉強になる。自分のリズムで回るっていうところが一番すごいと思います」。ジュニア時代は何度もラウンドした同郷の先輩はツアー通算10勝を挙げているが、この日はともに「71」で、最終日も同組で回ることになった。

「最終日は60台を目指して、少しでも上位に行けるように頑張りたい。その結果が優勝だったらうれしいです。あしたはカップに届くようにしっかりパットを打ち切りたい」。大会直前に決まった出場でいきなりV争い。4打差逆転を目指し、ルーキーはこの日ショート気味だったパッティングを課題に挙げた。カップにボールが届けば、優勝も近づくはずだ。(文・臼杵孝志)


<ゴルフ情報ALBA Net>

ALBA Net

「ルーキー」をもっと詳しく

「ルーキー」のニュース

「ルーキー」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ