熊谷紗希が先発のリヨン、延長戦4発で初の女子CL3連覇!…3年連続3冠に王手

2018年5月25日(金)3時34分 サッカーキング

リヨンが女子CL史上初の3連覇を達成 [写真]=Getty Images

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 女子チャンピオンズリーグ(CL)決勝が24日にウクライナの首都キエフで開催され、なでしこジャパンDF熊谷紗希が所属するリヨンはヴォルフスブルクと対戦した。熊谷はボランチで先発出場した。

 国内リーグ12連覇を果たしたリヨンは、3年連続の決勝進出で過去2回はPK戦の末に2連覇を達成。男子のレアル・マドリードと同様に初の3連覇に挑む。一方、2年連続でリーグ戦とカップ戦の2冠を達成しているヴォルフスブルクは、2015−16シーズンの決勝でリヨンに敗戦。2年前の雪辱と4年ぶり3度目の欧州制覇を狙う。

 前半はリヨンが攻勢に出たものの、スコアレスで折り返す。後半に入っても主導権を握るリヨンは61分にウジェニー・ル・ソンメ、63分にアダ・ヘーゲルベルグがエリア内からシュートを放つが、ゴールにはつながらず。69分には左CKで、ル・ソンメのヘディングシュートをGK前のアマンディーヌ・アンリが頭で触ると、ラインを割ったかに思われたが、ギリギリのところで相手DFにクリアされた。

 リヨンは82分、右サイドを抜け出したデルフィーヌ・カスカリーノがグランダーのクロスを入れると、ファーに走り込んだル・ソンメがフリーでシュートを放つが、相手GKの好セーブに阻まれた。試合はスコアレスのまま90分が終了した。

 試合が動いたのは延長戦の立ち上がり93分。GKからパスを受けたペルニール・ハーダーが自陣からエリア手前まで持ち上がり左足を振り抜くと、シュートは相手DFに当たってゴール左隅に決まった。先制を許したリヨンは95分、熊谷を下げてシャニース・バン・デ・サンデンを投入する。直後の96分、ヴォルフスブルクはアレクサンドラ・ポップが2枚目のイエローカードを受けて退場となった。

 すると流れは数的有利となったリヨンに。98分、アンリがヘーゲルベルグのダイレクトパスで抜け出し、右足シュートを突き刺して同点。直後の99分には、スピードに乗ってエリア内右へ突破したバン・デ・サンデンの折り返しを、ル・ソンメが合わせ、わずか1分間で逆転に成功した。

 さらにリヨンは103分、カウンターで右サイドを抜け出したバン・デ・サンデンのクロスから、ヘーゲルベルグがボレーシュートを叩き込んでリードを2点に。116分、再びエリア内右に抜けたバン・デ・サンデンの折り返しを、今シーズン限りで現役を引退するカミーユ・アビリーが流し込んでダメ押しの4点目を決めた。

 試合はこのまま終了し、リヨンが延長戦の末に4−1で勝利し、史上初の3連覇を達成。単独最多5回目の欧州女王に輝いた。なお、5月31日には3年連続の3冠をかけてクープ・ド・フランス・フェミニン(女子カップ戦)でパリ・サンジェルマンと対戦する。

【スコア】
ヴォルフスブルク 1−4 リヨン

【得点者】
1−0 93分 ペルニール・ハーダー(ヴォルフスブルク)
1−1 98分 アマンディーヌ・アンリ(リヨン)
1−2 99分 ウジェニー・ル・ソンメ(リヨン)
1−3 103分 アダ・ヘーゲルベルグ(リヨン)
1−4 116分 カミーユ・アビリー(リヨン)

サッカーキング

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