ジャッジより大谷翔平が上!? 元ヤ軍戦士の“偉才比較論”に賛否「ジャッジは比類なき存在」「100%同意する」

2023年6月2日(金)6時30分 ココカラネクスト

互いに球界屈指の野球センスを誇る大谷とジャッジ。この両雄の比較論が白熱している。(C)Getty Images

 いまやメジャーリーグ屈指の人気を誇る大谷翔平(エンゼルス)とアーロン・ジャッジ(ヤンキース)。規格外のパワーと類まれな打撃スキルを備えた怪物たちへの注目度が日増しに高まっている。

 今季も互いにすこぶる好調だ。FAイヤーを迎えた前者は打ってはリーグ2位の15本塁打、OPS.883、投げても5勝、防御率2.91、奪三振率12.46と、当たり前のように投打でハイアベレージをマーク。一方で昨季にリーグ記録となる62ホーマーを放ち、MVPを手にした後者も堂々たるスタッツを刻む。本塁打(18)、長打率(.679)、OPS(1.089)でア・リーグトップに君臨している。

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 このふたりが今季も「最も価値がある選手(MVP)」の称号を巡って争いを繰り広げるのではないか。一部の米メディアや熱心な野球ファンはシーズンが進むにつれて議論を白熱させつつある。

 娯楽性に長けた両雄だけに、どちらが優れているかという議論は尽きない。そうしたなかで「オオタニは地球上で最高の選手だ。それを越えるのは無理だ」と熱く訴えかけたのは、昨季にヤンキースでプレーしていたマット・カーペンター(現パドレス)だ。

 米スポーツ専門メディア『Essentially Sports』によれば、アメリカ人ジャーナリストであるブライアン・ホック氏の取材を受けた37歳のベテランは、「ジャッジも神話的なヒーローだよ」と前置きをしたうえで、大谷を「上だ」とする理由を語ったという。

「ショウヘイ・オオタニは一流の投手でありながら、打者としても普通以上の活躍をするんだ。そんな選手をいったいどうやって上回るんだい? それって簡単なことじゃないよ。シンプルに打者としてならジャッジもこの惑星で最も偉大な選手の一人ではあるけどね」

 この興味深いコメントをホック氏は自身のツイッターで共有。すると、多くのファンから「カーペンターは昨年までオオタニじゃなくジャッジを推していたじゃないか」「彼の意見には100%同意する」「確かにオオタニには信じられない才能がある。だけど、ジャッジは比類なき存在だ」「オオタニはジャッジが15勝し、200奪三振以上、防御率3点台以下をしているようなものだからね」といった賛否が相次いだ。

 もはや簡単に答えは出そうにない大谷とジャッジの比較論。シーズンが深みを増していけば、より注目されていくであろうMVP争いとともに、両者のパフォーマンスから目が離せない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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