WECで活躍するレーシングチーム・ネーデルランド、2022年のIMSAフル参戦を計画

2021年6月8日(火)17時15分 AUTOSPORT web

 レーシングチーム・ネーデルランドは、2022年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権でフルシーズンプログラムを実施することを計画しており、TDSレーシングが走らせるオレカ07・ギブソンで同シリーズのLMP2クラスに挑む準備ができている。


 オランダのチームは今年1月、アメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催された伝統の『ロレックス24・アット・デイトナ(デイトナ24時間レース)』に出場し、北米スポーツカーシリーズに初参戦した。
 
 レーシングチーム・ネーデルランドは現在、WEC世界耐久選手権をフルタイムで戦っているが、オペレーションを担当しているTDSチームのザビエル・コンベ代表によれば、IMSAでのプログラムを加えても、必ずしもWECから去るわけではないという。


 ブロンズドライバーに分類されるフリッツ・バン・イアードと、同じくオランダ人のギド・バン・デル・ガルデのふたりは、北米プログラムに参加するドライバーとして有力視されている。


 チームオーナーのイアードと元F1ドライバーのバン・デル・ガルデは、ヨブ・バン・ウィタートとシャルル・ミレッシとともに1月のデイトナに挑んだが、この1回きりの挑戦はギアボックスの問題によってリタイアという結果に終わった。


「TDSレーシングはつねにIMSAに惹かれてきた」とコンベはEndurance-Infoに語った。


「我々にとってレーシングチーム・ネーデルランドとそこへ行くのは理想的な状況と言える」


「なぜなら、LMP2に限らずセカンドカーを走らせるのに最適な場所だからだ。このプログラムは私たちにとって理にかなっている」


「デイトナのおかげで、チャンピオンシップを発見し、(来季に向けた)トレーニングをすることができたと考えているんだ」


 TDSは来シーズンもヨーロッパでの活動を継続し、リアルタイム・レーシングとともに少なくともひとつのWECエントリーを行うほか、その他のプログラムも検討している。


「ACOフランス西部自動車クラブのラベルの付いたチャンピオンシップは、TDSレーシングのDNAの一部だ」とコンベは述べた。


「我々は新しいルールが適用されるこの時期に、これらのチャンピオンシップを今後も継続する意図を持っている」


「私たちはこれまで、ACOの経験を活用して結果を出してきた。我々はTDSレーシングをル・マン・ハイパーカー(クラス)に持ち込む正当性を持ち合わせているとすら考えているんだ」

レーシングチーム・ネーデルランドの運営はTDSレーシングが行っている

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