本塁打ランク独走の巨人・岡本和真 球団OBが指摘した「意識の変化」とは?

2023年6月8日(木)14時57分 ココカラネクスト

岡本の長打へのこだわりは、最近のスイングから見て取れるという(C)CoCoKARAnext

 主砲としての頼もしさが増し続けている。

 巨人の4番、岡本和真は現在、両リーグ最多の13本塁打を記録するなど、持ち味の長打力を如何なく発揮している。今季、第1号が開幕から11試合目、4月12日の阪神戦であり、4月を終えわずか2本と序盤こそバットは鳴りを潜めていた。それでも、5月は9本を記録し、21日の中日戦から24日のDeNA戦にかけ3試合連続でアーチを放っている。

【動画】1日のロッテ戦、粘投する山崎を打線も援護する、3回に主砲・岡本和真が12号ソロを放った場面

 さらに打率も開幕当初から高い数字を残してきており、現在も続いている。6月に入り7日のオリックス戦まで6試合中4試合で複数安打を記録するなど、交流戦に入っても好調をキープしている。

 現在、巨人は勝率5割に届いておらず、もう一つ、調子の上がってこないチームの中で、本塁打数はリーグトップ、打率.325もセ・リーグ4位と高いパフォーマンスを見せつけている岡本。開幕から4番に座り続け、チームの顔としても申し分のない働きをみせている26歳には、球団OBからも称賛の声が伝えられている。

 1980年代、巨人のエースとして活躍し、最多勝や最優秀防御率のタイトルも獲得した江川卓氏が自身のYouTubeチャンネル『江川卓のたかされ』の中で、岡本の好調の要因について語った。江川氏は古巣で躍動する主砲のここまでを振り返り、プレーに対する意識の変化を指摘している。

 6月7日に更新された動画の中で、岡本の好調ぶりに「予想通り」と話しながら笑顔をみせた江川氏。その理由として開幕当初、岡本が5番を打つ中田翔へ繋ぐバッティングをしていると分析していたことを振り返りながら「(5月上旬の)中田が怪我をしてから『自分が打たなきゃ』という気持ちに変わった」と述べている。

 その上で、現在は「多少、率が落ちても、大きいものを狙うスイングになっている」とバッティングに変化が表れていると分析。また「4番として自分が試合を請け負わなきゃいけないという意識を持っていると思う」として、主軸としての心情を読み解いている。

 江川氏は「状態は良い。自分が解説を担当した試合でも『そんなに振らなくても』というくらい振っていた」とエピソードを披露しながら、「ホームランは増えると思う」と今後の活躍にも期待を寄せていた。

 長打はもちろん、高い出塁率も残し、これ以上ないほどの貢献度をみせている岡本。上位への浮上を目指すチームの中で、打者としてさらに成長を遂げるシーズンとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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