CL決勝シティVSインテル、見どころ&優勝予測!【2022/23】

2023年6月9日(金)19時0分 FOOTBALL TRIBE

写真:Getty Images

欧州で最強のクラブチームを決める大会、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)2022/23の決勝が、日本時間の6月11日(日)午前4時に迫っている。昨年9月の第1節から約9か月に渡って繰り広げられてきたCLも、残す試合は1つとなった。


CL優勝カップ「ビッグイヤー」を掲げるのは、マンチェスター・シティ(イングランド)か、それともインテル(イタリア)か。決勝の見どころについて見ていこう。




マンチェスター・シティ FWアーリング・ハーランド 写真:Getty Images

3冠を目指すマンチェスター・シティ


今2022/23シーズンのマンチェスター・シティが過去最高のベストチームであることは間違いない。プレミアリーグでは、2位のアーセナルに対し5ポイントもの差をつけて優勝。世界で最も歴史あるFAカップでも、マンチェスター・ユナイテッドとのダービーマッチを制して優勝を果たした。


プレミアリーグにおいては「最多得点」と「最少失点」を記録するなど、攻守双方で強さを発揮したシティ。その圧倒的な攻撃力と守備力で、非の打ち所がないチームの完成度を高めている。


攻撃面を牽引するのはエースのFWアーリング・ハーランドだ。プレミアリーグでは歴代最高の36得点で2022/23シーズンの得点王となったハーランドは、CLでも得点ランキングのトップを独走しており、得点王2冠も確実だろう。他にもFWリヤド・マフレズやMFベルナルド・シウバ、MFケビン・デ・ブライネがランクイン。誰もが得点を取れる層の厚さがシティの強みでもある。




インテル FWラウタロ・マルティネス 写真:Getty Images

黄金期の再来を予感させるインテル


一方、2009/10シーズン以来13年振りのCL優勝を狙うインテルは、今2022/23シーズンのセリエAで3位となった。コッパ・イタリアでは昨2021/22シーズンに続き2年連続優勝でフィニッシュするなど、黄金期の再来を予感させている。


インテルの特徴は攻撃力だ。その中心はFWラウタロ・マルティネスだが、他にもFWロメル・ルカクやFWエディン・ジェコなど強さを兼ね備えた攻撃陣が揃っており、セリエAではチーム得点数71得点で2位にランクインした。


中でもインテルのスピードに乗ったカウンター攻撃は見ものだ。少ない手数でゴールまで進む様は、かなりの迫力である。ゴール前でブロックを構築し、多少距離が長いカウンター。前線のルカクがボールを収めることができるため、この戦術が可能となっている。


インテル FWロメル・ルカク 写真:Getty Images

スタッツは互角か


CL決勝トーナメント開始(4月12日)以降における両チームのスタッツは以下の通り。


マンチェスター・シティ



  • 得点:17 失点:3


インテル



  • 得点:9 失点:3


注目すべきは失点数が同じ「3」という点である。この少なさにおいては互角といえよう。得点数ではシティが圧倒的に多いのだが、強いて挙げるとシティには特筆すべき弱点と言える傾向が1点ある。2022/23シーズンの全公式戦で、2失点以上した試合では全て負けているという点だ。言い換えると、2点以上獲得できればインテルの勝率がかなり上がるといえるだろう。




マンチェスター・シティ MFロドリゴ・エルナンデス 写真:Getty Images

ビッグイヤーはどちらの手に?


シティの勝利を予想するのが大方の見方である。筆者もやはり、この攻撃を止め切ることができないのではと考えてしまう。ブロックを敷いたとしても、デ・ブライネのミドルシュートは恐怖でありケアする必要がでてくる。そうなるとブロックにズレが生まれてしまうだろう。


インテルにチャンスがあるとすれば、2点のポイントを挙げたい。1点目は、シティのDFジョン・ストーンズとMFロドリゴ・エルナンデスが上がった際に発生する中盤のスペースだ。そこに対し、手数をかけずにカウンターを入れて攻め切るパターンが考えられる。2点目は、ルカクとマルティネスの2人がシティの守備をこじ開けるかどうかである。さらに失点を0または1で抑えた場合、インテルにも勝機が見えてくるだろう。


2022/23シーズンのラストを飾るビッグマッチCL決勝。ビッグイヤーはどちらの手に渡るのか、非常に楽しみである。

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