現役時代にインテルなどで活躍したアルバロ・レコバ、ウルグアイ名門の監督として正念場
2024年6月10日(月)21時18分 サッカーキング
現在48歳のレコバ監督は母国のダヌービオやナシオナルを経て1997年にイタリアの名門インテルに加入すると創造性に溢れた左足でのプレーで、元ブラジル代表のロナウド氏や元イタリア代表のロベルト・バッジョ氏、元チリ代表のイバン・サモラーノ氏らとともに世界のサッカーファンを魅了した。
2015年の現役引退の後はサッカーの現場から離れた時期もあったが、近年、指導者としてのキャリアを開始。2022年にナシオナルのリザーブチームの監督に就任し、2023年10月からは成績不振により解任されたアルバロ・グティエレス監督の後任として、同クラブのトップチームの監督に就任した。
そんなレコバ監督のもと、ナシオナルはコパ・リベルタドーレス2024決勝トーナメント進出など一定の結果を出した。しかし、ウルグアイ1部の前期リーグでは宿敵ペニャロールに優勝を許すなど、サポーターを満足させられたとは言い難い。クラブ関係者やサポーターからの支持も盤石とはいえない状態にいた。
そんななか、9日にアウェイ後で行われたトルネオ・インテルメディオ(前期リーグと後期リーグの中間に行われる大会)第1節のセロ・ラルゴ戦で0−3と大敗。首位ペニャロールと年間勝ち点で大きく差をつけられてしまった。
これを受け、ナシオナルのアレハンドロ・バルビ会長はレコバ監督の今後についてクラブ上層部と会談。同メディアは、「9日の結果を受け、レコバ監督は追い込まれた。ナシオナルの監督を解任される可能性は十分にある」と説明している。