バルサ指揮官「タイトル獲得の絶好のチャンス」…CL準決勝インテル戦へ“警戒”も口に

　バルセロナを率いるハンジ・フリック監督が、コパ・デル・レイ決勝を振り返りつつ、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）準決勝ファーストレグのインテル戦へ向けて意気込みを語った。29日、スペイン『ムンド・デポルティーボ』が同指揮官のコメントを伝えている。

　バルセロナは26日、コパ・デル・レイ決勝でレアル・マドリードと対戦。延長戦の末に3−2で勝利を収め、通算32回目のトロフィーを掲げた。フリック監督は、「レアル・マドリードとの決勝戦に勝った時はとても感動的だった」とコメント。今シーズン2個目のタイトル獲得を振り返りつつ、「今はシーズンを通して最も重要なCL決勝に進出に切り替えている。CL決勝は夢だ」と、次なる目標に視線を向けた。

　CL準決勝で対戦するインテルは、現在公式戦3連敗中とシーズン最終盤を迎えたなかで苦境に立たされている。しかしフリック監督は、「インテルは非常にタフな相手で、ヨーロッパでも屈指の守備力を誇っている。中盤の選手の質は高く、FWも強力だ。攻守の切り替えが求められる難しい試合になるだろう」と、警戒している。

　そして最近の結果は影響しないと考えており、「（CLでは）状況が変わるだろう。決勝まであと2試合となり、タイトル獲得の絶好のチャンスだ。すべての選手が100パーセントの力を出し切ってくるので、過去の成績は関係ない」と語った。

　CL準決勝のバルセロナ対インテルの試合は、ファーストレグを4月30日に、セカンドレグを5月6日に控えている。