【柔道全日本選手権】中野寛太は準決勝で敗れて連覇逃す 優勝した香川に技ありを奪われる

2025年4月29日(火)19時39分 スポーツニッポン

 ◇柔道全日本選手権(2025年4月29日 東京・日本武道館)

 連覇を狙った中野寛太(旭化成)は、準決勝で香川大吾(ALSOK)に敗れた。2分9秒に狙い澄ました引き込み返しで技ありを奪われ「ちょっと油断していた。体をひねって(一本ではなく)技ありにするのが精いっぱいだった」と潔く香川の技を認めた。

 「1戦1戦、必死に相手を倒すことを意識したが、途中から連覇を意識した」と言う。香川は昨年の2回戦で対戦し、2—1の判定で辛くも退けた難敵。「試合巧者で技もある。つり手を完全に殺されて、突破口を見いだせなかった」と振り返った。4月6日の全日本選抜体重別で左膝を痛めていたが「治るものじゃない。付き合いながらやるしかない」と言い訳にはしなかった。

 連覇は逃したが、手応えもあった。「技術力を上げて自分の柔道を完成できれば、日本一、世界にも手が届く」。全日本の舞台で、前年王者として歓声を浴び「誇らしいと感じた」という24歳は「また、お世話になった人に恩返しできるように頑張りたい」と前を見つめた。

スポーツニッポン

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