C大阪、元日本代表MF香川真司が今季初のフル出場も「結果を残せなくて悔しい」町田に敗れ3戦勝ちなし
2025年4月30日(水)5時30分 スポーツ報知
香川真司
◆明治安田J1リーグ▽第13節 C大阪1—2町田(29日・ヨドコウ)
C大阪の元日本代表MF香川真司(36)が今季初のフル出場と奮闘したが、チームは3試合勝ちなしとなった。
前半から好位置でFKを獲得するものの、得点につながらず。0—0で折り返した後半は立ち上がりに失点すると、セットプレーからも追加点を許し、2点を追う形となった。後半アディショナルタイムに1点を返したが、力尽きた。香川は「負けたら何を話しても、言い訳になる。切り替えて、受け入れて、やっていくしかない」と前を向いた。
チームは中3日などの連戦で負傷者が続出。登録メンバーは一人足りず、香川は2月以来の先発出場だった。開幕から12試合連続先発出場のMF田中駿汰主将が欠場したため、香川はMF中島元彦と2ボランチの位置で90分走り続けた。それでも、「個人のクオリティー、質はよくなかった。この機会を待っていたけど、結果を残せなくて悔しい」と唇をかんだ。
アーサー・パパス監督は「チームの状況を考えると、控え選手が出る試合になっている。人数が足りていない。自身のキャリアを通しても、ベンチにいる選手が少ないのは初めて」とメンバー選びや、システムに苦戦中。しかし、中3日の5月3日には、リーグ3位の京都戦(サンガS)がある。指揮官は「言い訳をしてはいけない。しっかり反省して、分析して、臨みたい」と次戦を見据えた。香川は「今いるメンバーでやるしかない。いいところ、悪いところは分かっている。修正していきたい」と意気込んだ。36歳のベテランが、チームの危機を救う。