Ｊ１町田が３連敗から脱出　２得点で５試合ぶり勝利　Ｃ大阪元日本代表ＭＦ香川真司今季初フル出場も黒星

町田・黒田剛監督

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　◆明治安田Ｊ１リーグ▽第１３節　Ｃ大阪１—２町田（２９日・ヨドコウ）

　黒田剛監督の就任以降、初の３連敗を喫した町田が４試合ぶりに得点を挙げ、白星をつかんだ。一方、Ｃ大阪は元日本代表ＭＦ香川真司が今季初めてフル出場したが、３試合勝ちなしとなった。

　前半８分、町田ＦＷミッチェルデュークがペナルティーエリア手前から蹴り込んだものの、ゴール上へ。左サイドからはＦＷ相馬勇紀が仕掛け、果敢にゴールを狙った。Ｃ大阪もＦＷ柴山昌也が右サイドから上がり、ゴールを脅かすなか、好位置でのＦＫを獲得したが、得点は奪えなかった。開幕１２試合先発出場のアンカーＭＦ田中駿汰がベンチ外で、２月以来の先発出場となった香川、ＭＦ中島元彦のダブルボランチで挑んだものの、ゴール前でのパスがうまくつながらず、前半は０—０で折り返した。

　後半は３試合連続無得点の町田が、右サイドのＭＦ望月ヘンリー海輝、ＦＷ藤尾翔太を交代。１トップのＦＷデュークもＦＷ呉世勲と入れ替えた。後半４分。左サイドからＭＦ中山雄太が入れたクロスをペナルティーエリア中央の呉世勲が冷静に左足で決め切って先制。チームは４試合ぶりに得点を奪った。

　１点を追うＣ大阪は、流れを変えるため後半３０分までに５人を入れ替えた。しかし、同３３分に町田に追加点を許した。左ＣＫからニアで頭を合わせたＤＦドレシェビッチがゴール右奥へ決め切った。２点を追う後半アディショナルタイムにはＣ大阪のＦＷチアゴアンドラーデが５試合ぶりにネットを揺らし、１点を返したが、追いつけず。町田が４月２日のＧ大阪戦以来、５試合ぶりに勝利した。