WRC:Mスポーツ・フォードのスニネンがコドライバー変更。ヒルボネンと組んだ大ベテランとコンビ結成

2019年6月10日(月)18時52分 AUTOSPORT web

 Mスポーツ・フォードからWRC世界ラリー選手権に参戦しているテーム・スニネンが、6月13〜16日に行われる第8戦イタリア・サルディニアからコドライバーを変更し、ミッコ・ヒルボネンと長年コンビを組んでいたヤルモ・レーティネンとパートナーを組む。


 1994年生まれで現在25歳のスニネンは、2018年からWRC最上位クラスでの活動を本格化させた若手ドライバー。2019年は同郷フィンランド出身のマルコ・サルミネンとコンビを組んでフォード・フィエスタWRCをドライブしてきた。

2019年シーズンからコンビを組んでいたテーム・スニネン(右)とマルコ・サルミネン(左)


 第7戦ポルトガルまでコドライバーを務めていたサルミネンは、昨年までトヨタの育成ドライバーである勝田貴元とコンビを組んでいたコドライバーで、2018年2月のラリー・スウェーデンでは勝田とともにWRC2クラス優勝も達成している。

2017年、新井大輝のコドライバーを務めていたヤルモ・レーティネン


 しかし、スニネンは自身のさらなる成長のためにパートナー変更を決断。これまでWRCに169戦出場し、その多くでヒルボネンとコンビを組んできたベテランのレーティネンを迎えることになった。レーティネンも2017年に、トヨタのラリードライバー育成プログラムに参加していた新井大輝のコドライバーを務めていた経験がある。


「次のラリー・イタリア・サルディニアからシーズン最終戦まで、ヤルモ・レーティネンを新たなコドライバーとして迎えることになった」とスニネン。


「まずはこの半年で、ともに素晴らしい成績を残してきたマルコ(サルミネン)に感謝を伝えたい。コンビ結成当初から速さを発揮できたし、第2戦(スウェーデン)で早くもステージ優勝を飾ることができた」


「ただ僕は依然として学びの段階にあり、シーズン後半に僕が目標としているものを手にするためにはヤルモ(レーティネン)のような経験豊富なコドライバーと組むことが、何よりも重要なんだ」


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