【ブンデスリーガ/ヤングスター列伝⑧】名門の守護神を務める“世代ナンバー1”のGK

2019年6月11日(火)7時30分 サッカーキング

[写真]=Getty Images

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 2018−19シーズンに活躍した若手選手を全10回に分けて取り上げる「ブンデスリーガ版ヤングスター特集企画」。第8回は名門・シャルケのゴールマウスに君臨する22歳、アレクサンダー・ニュベルを紹介する。

[プロフィール]
アレクサンダー・ニュベル(Alexander NÜBEL)
生年月日:1996年9月30日(22歳)
出身地:パーダーボルン(ドイツ)
所属:シャルケ
ポジション:GK
背番号:35
利き足:右足
A代表歴:未招集

 大躍進した昨シーズンから一転して14位と低迷したチームの中で、シャルカーの怒りを買わなかった数少ない一人が、この若きゴールキーパーだ。主将のラルフ・フェーアマンから定位置を奪い、年明けの初戦から名門のゴールマウスを預かった。3月に指揮官がドメニコ・テデスコからフーブ・ステフェンスに代わっても立場は揺らがず、シーズン終盤にはバイエルン移籍の噂が浮上。今夏の去就が注目されている。

 U−14までフィールドプレーヤーとして鳴らし、足下の技術には定評がある。パーダーボルンのユース時代を知る僚友が「他の誰よりもうまかったよ」と証言するほどで、守りに特化した古典的なタイプではない。守備から攻撃に切り替える意識が速く、得意のフィードやロングスローでカウンターのスイッチを入れることもできる。

 シュートセーブに関しては1歳下のフロリアン・ミュラー(マインツ)が上かもしれないが、ハイボールの処理や飛び出しは決して劣らず、総合力では「世代ナンバー1」と目されている。よく比較されるのはマヌエル・ノイアーだ。シャルケの先達でもある彼が所属する王者に移るのか。仮にそうなら、バイエルンを敵対視するシャルカーの怒りを買うことになるが…。





文=遠藤孝輔

サッカーキング

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