U21日本代表、U23韓国に3発完勝でアジア杯4強進出! 鈴木唯人が全得点に絡む大活躍

2022年6月12日(日)23時57分 サッカーキング

宿敵韓国撃破に貢献した鈴木唯人 [写真]=AFC

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 AFC U−23アジアカップウズベキスタン2022準々決勝が行われ、U−23韓国代表とU−21日本代表が対戦した。

 グループDを2位で突破した日本が、グループCを首位で突破した宿敵の韓国と対戦。グループステージ最終戦のタジキスタン戦からはスタメンを9人変更し、センターバックは馬場晴也とチェイス・アンリのコンビに。藤尾翔太が出場停止から復帰し、鈴木唯人や斉藤光毅、細谷真大も先発に名を連ねた。

 ハイインテンシティの攻防が続くなか、22分に日本がセットプレーで先制に成功する。ペナルティエリアの手前でフリーキックを獲得し、キッカーの鈴木がゴールを直接狙う。鋭いシュートを放つと、ブロックを試みたパク・チョンインの頭に当たって軌道が変化。ボールはクロスバーにも当たってゴールに吸い込まれた。

 日本は前半終盤、立て続けに決定機を迎える。前半アディショナルタイム1分、ルーズボールに反応した藤尾が、ペナルティエリア右の深い位置に侵入して折り返す。ゴール前で細谷が合わせたものの、キム・ヒョヌにゴールラインの手前でクリアされる。前半アディショナルタイム3分には鈴木の縦パスを受けた斉藤が狭いところで右足を振り抜いたが、枠を捉えていたシュートは相手GKミン・ソンジュンに防がれる。日本は1点のリードで折り返す。

 前半枠内シュートを打てなかった韓国は、ハーフタイムで2枚を替え、後半開始からギアを上げて押し込む。49分、イ・ガンインがドリブルで中央を突破し、ペナルティエリア左のヤン・ヒョンジュンがグラウンダーで折り返す。ボックス中央のホン・ヒョンソクが左足で合わせてゴール左下を狙ったが、右足を残した山本理仁のブロックに阻まれた。

 苦しい時間帯をしのいだ日本は、63分にゴールチャンスを迎える。佐藤恵允のクロスに反応した細谷が飛び出してきた相手GKより先にボールを触るが、シュートは惜しくも枠を外れる。それでも65分、日本が待望の追加点を獲得する。右サイドから藤尾がグラウンダーの横パスを通し、受けた鈴木唯は相手を一人剥がしてペナルティエリア右で右足を振り抜く。シュートは相手GKに止められたが、こぼれたボールはバックスピンがかかってゴール前に残り、反応した細谷が体を投げ出して押し込んだ。

 2点を追いかける展開となった韓国は、72分に清水エスパルスのオ・セフンを投入。73分、イ・キョヒョクのアーリークロスにオ・セフンが頭で合わせたが、ヘディングシュートは枠を捉えることができない。

 80分、日本が韓国を突き放す3点目を獲得する。内野貴史が右サイドからクロスを送り、鈴木唯がペナルティエリア中央でボールを収める。反転から左足を振り抜き、ゴール左下に突き刺した。

 日本は最後まで集中を切らさずに韓国の反撃を抑え、宿敵を3−0で破った。開催国ウズベキスタンの待つ準決勝に駒を進め、決勝または3位決定戦も含めて6試合を戦うことが確定した。準決勝は15日に行われる。

【スコア】
U−23韓国代表 0−3 U−21日本代表

【得点者】
0−1 22分 鈴木唯人(日本)
0−2 65分 細谷真大(日本)
0−3 80分 鈴木唯人(日本)

【スターティングメンバー】
日本(4−3−3)
鈴木彩艶;半田陸、馬場晴也、チェイス・アンリ、加藤聖;山本理仁(86分 松岡大起)、藤田譲瑠チマ、鈴木唯人(88分 中島大嘉);藤尾翔太(74分 内野貴史)、細谷真大(86分 松木玖生)、斉藤光毅(46分 佐藤恵允)

サッカーキング

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